機能不全家族(家庭)の特徴、acとの関係、毒親って?割合や連鎖は?

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      2016/12/08

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機能不全家族(家庭)は一般的に家庭に存在するべきとされる機能が十分ではない家族(家庭)です。

家庭に存在するべき機能については、現代の家族学では『温かい家庭の団らん』『愛情の授受』『子供の愛育的社会化(子供に身体的・情緒的な世話をすること)』を含む考え方が提唱されています。

そこから考えると機能不全家族(家庭)とは子供への身体的・情緒的な世話がなされていない、団らんがない、愛情がないといった特徴を持つと言えるでしょう。

また、各種虐待(身体的、性的、精神的)や不法行為、依存、対立などの問題がある場合は結果的に団らんや愛情がなくなるので、機能不全家族(家庭)である可能性が非常に高いです。

最近よく聞く毒親というのは、機能不全家族(家庭)で子供の毒になる父親や母親を指します。

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機能不全家族(家庭)のルール

アダルトチルドレン(アダルトチャイルド・ac)という概念を生み出した、社会心理学者のクラウディア・ブラック氏によれば、機能不全家族(家庭)には3つのルールがあるとのこと。

1つ目は、話してはいけないというルール。

家族内の問題について何人かのメンバー、もしくは全員が話し合う機会が存在してはいけません。

問題の直視は機能不全家族(家庭)内では禁止事項の1つなのです。

結果的に問題がどんどん大きくなり、家族の全員を苦しめることにもなりかねません。

 

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2つ目は、感情を出してはいけないというルール。

子供は怒りや悲しみも含めて養育者には自由に感情を表現します。

親は子供の感情を受け入れることで安心させながら、徐々に社会での感情コントロール術を子供に身に着けさせます。

ところが、機能不全家族(家庭)では感情を出すこと自体が禁止されます。

悲しい、悔しい、憎らしいといった負の感情はもちろん、嬉しい、楽しいといった気持ちを持てないまま育った子供は意外と多いのです。

 

3つ目は、信頼してはいけないというルール。

家族の機能の1つでもある『安心感』。

家に帰ればホッとする、リラックスできるというのは家族(家庭)が持つ重要な役割です。

ですが機能不全家族(家庭)では、家族とは言えども誰も信頼してはいけないルールがあります。

信頼すれば裏切られるということを、子供は最も身近な家族から学んでしまいます。

 

気付いていますか?心理的/精神的虐待

虐待も機能不全家族(家庭)の条件の1つですが、中でも被害者が気づきにくいのが心理的/精神的虐待です。

例えば子供の自尊心をひどく傷つける発言を繰り返す、恫喝する、脅す、兄弟との過剰な差別をする、子供の行動や発言をすべて否定するなどは心理的/精神的虐待です。

『ゆがみちゃん』という漫画は心理的/精神的虐待について簡単にわかるのでおススメです。

絵柄も可愛くて、テンポがいい話なので3-4時間あれば読破できます。

読むだけならログインの必要はありません!

(外部サイト)『ゆがみちゃん(著・原わた)』

 

機能不全家族(家庭)の割合は?

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2005年に出版された『機能不全家族―「親」になりきれない親たち(西尾和美著)』では、機能不全家族は日本の現代家庭の8割にも上るとの分析を紹介しています。

この8割には『機能不全の要素を含む』家族もいますし、分析の基準によってはまた違う数字が出る可能性もあります。

ただ重要なのは、機能不全家族(家庭)は一握りの珍しい家族ではないということ。

道端で5人にすれ違ったら、そのうちの1人だけがきちんと家族の機能がそろった家庭で育っているとも考えられます。

 

アダルトチルドレン(ac)と世代間連鎖(結婚・出産)

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機能不全家族(家庭)で育ち、アダルトチルドレン(ac) かもしれないと思うと結婚や出産が不安になるという声もよく耳にします。

機能不全家族(家庭)は世代間連鎖を引き起こすことがあります。

1つは親のやり方に洗脳されて『うちみたいなのも一般的な家庭の在り方の1つ』と思い、異常性に気づかないまま子育てをするケース。

そしてもう1つは反面教師で子育てをしたつもりが、本質的な問題の解決に至っていないケースです。

私が聞いた話にこんなものがあります。

母親Aさん
私は暴力を受けて育ったので、子供には優しく、たくさんの愛情を注ごうと思いました。

出来る限りのことをしたつもりだし、精一杯愛したつもりです。

大好きなこの子が私のような不幸な人生を歩まないように、1から10まで話し合ってきたはずなのに、子供は私を憎んでいます。

『私はお母さんに縛られている!』と言われ、傷つきました。

このお母さんは一度も暴力は振るいませんでした。

でも力で家族を支配していた両親と同じように、子供を言葉や態度でコントロールしようとしたため、娘さんに毒親扱いを受けてしまったのです。

つまり『子どもを好きにコントロールする』という本質は一緒で、『暴力』か『過保護』かといった型が違うだけだったのが問題なわけです。

こういった世代間連鎖もあり得るので、アダルトチルドレン(ac)の自覚がある方は、アダルトチルドレン(ac)克服に向けて動き出す必要があります。

 

hanami42回シリーズの予定が予期せず3回シリーズになることが決定いたしました。

あと1回、お付き合いいただければ幸いです!

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