【書評】最高の人生を引き寄せるには自分を愛するだけでいい!

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      2017/07/17

この記事を読むのにかかる時間: 651

今回は題名からして自愛の香りがする『最高の人生を引き寄せるには自分を愛するだけでいい(ロバート・ホールデン著、釘宮律子訳)』をレビューしていきたいと思います♪

自分をまるごと愛せばうまくいく!という帯に惹かれて思わず購入してしまいましたw

本屋さんで平置きになっていると書店員さんおすすめだったり売れてたりしますし、ほぼ衝動買いですが満足しています。

書評のおすすめ基準等はいつも通り『不安で悩む方にどれくらいよいか』基準でお届けします。

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ロバート・ホールデンさんはどんな人?

ロバート・ホールデンさんは1989年にストレスバスターズと呼ばれる健康診療所を開設、瞑想などを通した治療を始めました。

その後『幸せ』『許し』『愛』をテーマにして多角的な活動を始め、アメリカテレビ界で最も評価されている番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』へも出演。

現在は講演やスピーチ、ラジオ番組を中心としてメッセージを発信しています。

今回のテーマでもある『愛する能力(Loveability)』については2006年からワークショップや講演を行っているとのこと。

公式サイト(英語)はこちら

 

どんな本なの?

この本は、Love Abilityの原則を学び、愛の持つ力を知るための本です。

エクササイズもいくつか掲載されてはいますが、基本的には原則を学んで自分の心に落とし込んでいく本だと思ってください。

私が読んでみて感じたのは、新しい考え方を頭と心に沁み渡らせるためには1回読むだけじゃちょっと実感が湧かないなということ。

本書を読みつつ、生活の中で『あ、これか!』って気付くように心がけるとより深く理解できると思います。

1回読んだだけじゃ『?』の部分が多かったんですが、内容を念頭において生活するといろんな気づきが出て、気づきからまた理解できることが増えていくと感じました。

 

愛と無条件自己

自愛,潜在意識,復縁,お金,方法,メソッド,効果,恋愛,夫婦この本のメインテーマが『Love Ability』と『愛』、そして『無条件自己』です。

『Love Ability』を愛し方、愛され方を知っていることと定義している一方で『愛』については定義不可能であることが最初に記載されています。

また、すべてのベースになるのが『愛は私たちを無条件自己に立ち返らせてくれる』ということ。

無条件自己とは何によっても判断しない真の自分であり、著者は赤ちゃんを無条件自己を持つ存在の例として挙げています。

つまり、愛することで真の自分に立ち返れるという観点を常に忘れずに読むと、抽象的な表現も理解しやすくなると思います。

メインテーマが定義不可能なだけあって、書き方として抽象的にならざるを得ない部分が多いようです。

 

あらゆる分野に話が広がる

本書では、話題は様々な方向に広がります。

精神疾患に悩む方には特に多い機能不全家庭(家族)の問題や依存、アダルトチルドレンから、自己受容、さらには恋愛や引き寄せまで人生のあらゆるパターンに応用できる話が掲載されています。

機能不全家庭(家族)育ち、ACの方は、pp.123-128の『条件付きの愛によって子供が背負わされる役割』を見ていると共通点を見つけられると思います。

ただ、著者が行ったワークショップの実例紹介ではどちらかと言えば、恋愛関係やパートナー関係で悩む方がどのように関係を立て直した方が多いです。

装丁や全体の雰囲気も含めて、女性向けの本かなという印象もあります。

 

問題ポイント:自分は可愛い

自愛,潜在意識,恋愛,自己受容,意味,本,方法,メソッド多分この本を読むうえで多くの方にとって引っかかりになるのが『自分は可愛い』という表現だと思います。

著者は無条件自己(真の自分)における基本的事実を『自分は可愛い』と表現しています。

ただ、私の周囲では日本語を母語とする男性陣にはどうも『自分は可愛い』と言われるとどこか落ち着かない部分があるようです。

だからこの本を読んでもしっくり来なかったという意見も数人の男性からは聞きましたが、これはニュアンスの問題に近い気がします。

この本自体かなり抽象的ですし、この言葉に抵抗があってもとりあえず読んでみて、読んでみた実感とニュアンスから自分にぴったりの言葉を引き出してみてもよいのかなと。

私の場合は『可愛い』よりも『価値がある』とか『すばらしい』『愛である』『愛に値する』『受容されている』あたりが何となくホッとする表現でした。

いずれにしても大事なのは、字面に抱いている印象はそれぞれあると思いますがそこにあまりとらわれずに一読してみることかと!

 

総合おすすめ度-★★★☆☆

ある程度スピリチュアルを実践したり、メソッド迷子とかになっている方だとこの本から受ける好影響は大きいと思います。

例えば彼氏と復縁を望んでいるけどどうしたらいいかわからないとか、不毛な恋愛を辞めたいとか、そういったところでずっととどまっている場合には有効な本です。

ただ、『不安に悩む人』を対象にしたときにはそこまでおすすめ度は高くならないかなとも思います。

何せ話が抽象的なので逆に悩みを深めてしまう可能性があるような気がします。

 

おすすめの人

では最後に、この本をおすすめの人をまとめてみますね。

自愛,自己受容,自己肯定感,本,低い,恋愛

 

スピリチュアルに理解、関心がある

スピリチュアル的世界観にある程度理解・関心がある方が断然読みやすい本です。

もちろん著者は医学に通じていますしフロイトなどの話も出ては来ますが、どちらかといえば全体の印象はスピリチュアル寄り。

『感覚』の世界を信じているもしくは信じたいと思っているとすらすら読めて理解や実感も早そうです。

 

即効性よりも遅効性を期待

メソッド本ではないので、何かをして即効で効果を得たい!という場合にはあまりおすすめできない本です。

どちらかと言えば『無条件自己』に立ち返るためのゆったりとした歩みを始めるような本と言えるでしょう。

その代り世界を見る認識が変わるので、遅効性ではあっても大きな効果を期待できるというメリットはあります。

 

人間関係に悩んでいる人

実例紹介も含めて、たくさんの人間関係から愛を紐解いていくスタイルの本なので、人間関係で悩んでいる方は参考にできる部分が多いと思います。

特にパートナーとの関係、夫婦の関係などを中心にした悩みを持っている方にはおすすめ。

具体的には気持ちのすれ違いが起きたカップル、お互いに過度に気を遣いすぎた夫婦、完璧な彼女に不釣り合いを感じて避けるようになった男性、理想の恋人を探し続ける女性などが本書で紹介されています。

 

日常生活は送れるくらい健康な人

上述したように不安障害で日常生活が大変なほどの方が治療として読むには、逆に考えをごちゃごちゃさせてしまう印象がありました。

なので、不安は不安だけどとりあえず日常生活は送れてるよ!って方だったらよりぴったりだと思います。

私もそうなんですが、寛解期に入って人生の新たなステージに向かう時なんかはよいかもしれません。

 

まとめ

今回読んだ『最高の人生を引き寄せるには自分を愛するだけでいい』はこんな本でした&ちょっとした注意点もまとめ!

 

・『愛』と『無条件自己』について腑に落ちる理論本

・何回か読むと実感できる

・『私は可愛い』はニュアンス的に理解するのがおすすめ

・ある程度日常生活が送れている方向け

 

hanami1ここまで読んでくださってありがとうございました^-^

ほかの書評も読んでいただければ嬉しいです!!

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