精神科で話を聞いてもらえない理由は、医者の役割ではないから

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      2017/05/26

この記事を読むのにかかる時間: 530

精神科に関する悩みの1つが『精神科医が話を聞いてくれない』ということ。

友達とかでもうつ病で病院に通っている子が何人かいますが、精神科で話を聞いてもらえないと悩んでいる子もいます。

私自身最初のうちは数十分から時には1時間ほどの長い診察もありましたが、最近は短いときは5分診療で、診察時間は短めです。

じゃあどうして精神科って話を聞いてもらえないの?っていうことについて、ちょっと考えてみました。

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精神科=話を聞かないのが普通

精神科に9年通った実感として、精神科は話を聞かないのが普通!!ということがわかりました。

そもそも医者である以上『東洋・西洋医学など適切な医学知識を以て治療する』のが本分なわけで、話を聞く仕事ではないんですね。

基本的には症状に対して適宜治療をしていくのが仕事ですから、話をじっくり聞くことは医者の仕事の範疇ではありません。

なので、精神科医が話を聞いてくれないというのはある意味で当然のことなのです。

診療報酬の話で言えば精神療法30分未満でも30分以上でもさして変わらないので、病院経営の面から見てメリットが少ないという側面もあるでしょうが。

 

話を聞かずに病状がわかるの?

さすがにまるきり話を聞かないと病状はわからないので、精神的な部分、身体的な部分を少しも聞かない精神科医がいれば、それは問題だと思います。

ただこの辺の裁量が難しいところで、どこまで話を聞けば症状に適した薬や心理療法を勧められるかは患者によっても医師によっても違います。

なので、この件に関しては、『まったく聞かないあるいは質問にかたくなに答えない』精神科医が問題と言えます。

病識があるケースなら大抵の質問には答えてくれますので、それがなければ問題です。

 

じっくり相談するのはカウンセラー

カウンセラー,医者,違い話をただ聞いてほしい!じっくり自分のことを話したい!というときには、カウンセリングの利用がおすすめです。

カウンセラーは個人史までしっかりと話を聞いて適切な対処法を一緒に探していくのが業務です。

なので決められた時間はたくさん話すことができますし、会話の中から得られるものも多いと思います。

私は1時間のカウンセリングを受けていましたが、終わった後は本当にすっきりした気分になることが多かったです。

気持ちを吐きだすことも必要なので、カウンセリングの利用はぜひ積極的に考えたいところですね。

 

医師の役割、カウンセラーの役割

ここで改めて医師の役割とカウンセラーの役割をまとめてみます。

 

医師…適した精神療法の指示や薬物療法の専門家

カウンセラー…話を聞く、解決策を一緒に探す専門家

 

正直初めて精神科に行くときにはこのあたりがごちゃごちゃになっていてわからないこともあるかもしれません。

なので、治療者自身がこのポイントを押さえて病院とカウンセリングの使い分けをすることで治療がより良いものになるのではないかと感じました。

 

良い精神科医の選び方

精神科,よい,良い,精神科医,選び方ここまでの話を踏まえてより良い精神科・精神科医の選び方となるポイントをいくつか紹介します。

ここでは設備やアクセス等はいったん置いておいて、実際の診察のことのみで考えます。

 

質問に答えてくれる

こちらが投げかけた質問に対して少なくとも7割は答えてくれる医者。

治療上知らない方が良いこともあるので一概には言えませんが、過度な秘密主義では一緒に治療をしていく身としては困りますので、7割くらいが妥当かと思います。

 

簡単な言葉で説明してくれる

医者はその道のプロでもこちらは素人です。

真剣に精神科医としての職務をまっとうする気持ちがあるなら、少しでもわかりやすい言葉で説明するのは義務とも言えます。

分からない用語がしょっちゅう出てくるようなら病院の見直しが必要かもしれません。

 

コミュニケーション自体は取れる

話を聞かないのとコミュニケーションを取らないのは別です。

上述の『質問に答えない』や『症状の変化等にまったく反応がない』状態は問題なので、注意してください。

途中で話を適当に流される程度は医師の仕事の範疇から考えれば妥当な線かと思います。

 

治療をする上でのポイント

最後に、主に不安障害やストレス障害を中心とした精神科領域での治療のポイントを紹介します。

 

サポーターの役割を知る

今回の記事をここまで読んでくれたあなたならもう大丈夫です!

医師には医師の仕事が、カウンセラーにはカウンセラーの仕事が、精神保健福祉士には精神保健福祉士の仕事が…というように、あなたの治療のサポーターにはそれぞれの仕事の役割があります。

これを知っておくことで、あなた自身が治療を受ける際に『ここでは何を得るべきか』がかなりはっきりするはず。

そのため、すべての行動において無駄なく、しかも誤解で悲しむことなく治療に取り組めます。

 

治療の方法について知る

精神科領域の治療の選択肢は数多くあります。

薬物療法、カウンセリングのほかにも電気刺激を使った治療法、認知行動療法、曝露療法などなど。

治療の選択肢がいっぱいあると知っていることは命綱がいっぱいついているということですので、ぜひあなたの病気の治療法について知るようにしてください。

当サイトも、そんな命綱の1つになればいいなと思って運営しています…!

 

論理と感情のバランスを取る

これが一番難しいところではあるのですが、私も含めて不安障害の患者さんはあるところでは論理ばかりが先行し、あるところでは感情ばかりが先行する傾向にあると思います。

なので論理と感情のそれぞれが行き過ぎないような工夫をしよう、と意識することは治療のポイントの1つになるのではないかなと。

論理に押しつぶされそうなときは感情に、感情が暴走したときは論理に目を向けて少し心を落ち着ける訓練が必要です。

そのためにはマインドフルネス瞑想などもおすすめの方法です。

簡単にできるマインドフルネス瞑想のやり方まとめ

 

hanaminangokuここまで読んでくれてありがとうございました:;

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