『考えすぎ』は病気?考えすぎるのが特徴の7つの病気を紹介

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      2017/07/17

この記事の読了時間: 516

今回のテーマは『考えすぎる病気ってあるの?』ということです。

まずは『考えすぎ』の種類について、その後当てはまる病気の可能性を紹介していきたいと思います。

最終的な判断は医師などのプロによるものが基本なので、あくまでも参考程度としてくださいね。

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考えすぎは大きく分けると3種類

まず、考えすぎといっても病気と関わってくるのは主に3種類あります。

その3つをこれから見ていきましょう。

 

反芻思考

反芻思考とは繰り返しマイナスなことや過去の辛かった記憶について考えてしまうことです。

いわゆる『くよくよ考える』に近いイメージです。

過ぎてしまったことなのにいつまでも気になる場合は、反芻思考と判断できます。

 

侵入思考

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こちらはネガティブなことを中心に、パッと浮かぶイメージです。

一応現在の自分の状況と関係していなくはないのですが、内容は妄想に近いものもあります。

例えば外に出ていて『通り魔が人に暴力を振るっているイメージ』が突然出てきたりなど。

侵入思考自体が問題と言うよりは、侵入思考に捉われることで苦しむことが問題です。

また、過去のことが急に侵入的に思い出されることも。

 

思考の暴走

脳が暴走して次々と考えが止まらない感じをイメージしてみてください。

何をしていても次から次へのイメージや単語が出てきて、頭の中がいっぱいになります。

自生思考、思考促迫、観念奔逸などがこのグループです。

 

考えすぎの病気

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では、これから『考えすぎ』から考えられる病気を反芻思考系統と侵入思考系統に分けて紹介します。

その前にちょっとした前置きを。

代表的な症状に思考関連の症状がある病気をピックアップしましたが、これがすべてではありません。

また、いくつかの病気を併発することもあり得ます。

そして、『思考の暴走系統』について。

考えすぎとも言えますが、『考えが止まらない』に近いので今回はこの系統から考えられる病気は省きます。

 

反芻思考系統

うつ病

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反芻思考との関わりが強い精神疾患の1つです。

私の場合は繰り返し辛いことが思い出され、過去も未来も真っ暗な気すらしていました。

その他の症状には気分の落ち込み、やる気の消失、消えてしまいたいと感じるなど。

重篤になってくると考えがまとまらず、思考能力が低下します。

日本での生涯有病率は3-7%、中高年の方に見られやすいです。

 

パニック障害

パニック障害は、息苦しさなどを伴うパニック発作が特徴的な精神疾患です。

どちらかといえば特定の物事や場所に対しての反芻思考が見られやすいです。

例えば以前パニック発作を起こした時の状況を何度も考えてしまうなど。

発作を起こす恐怖を何度も味わい、外に出られなくなることもあります。

 

社交不安障害

社交不安障害では、対人関係の失敗などについての反芻思考が考えられます。

人前で恥をかいた不愉快な経験を嫌と言うほど思い出してしまうなど。

その他の症状には、社交場面を強く避ける、社交場面での異常なほどの緊張感があります。

あがり症やパニック障害と似ていますが、違いもあります。

以前解説したので参考までにどうぞ。

社交不安障害と性格・あがり症・パニック障害との違いって?

 

全般性不安障害

うつ病と同様に、広範囲にわたる反芻思考が見られる可能性があります。

1つ心配しだすとそれが広がり、深くなり、段々と苦しくなってくるのです。

これ以上心配の種を増やしたくないのに、心配とそれに対する思考が止まりません。

自分の仕事や将来に関する心配の他、事故や天災、国際情勢など幅広い範囲で心配と不安が出ます

 

適応障害

初期には、考えすぎて常に緊張した状態が続くことがあります。

環境(会社や学校、新しい家庭など)に適応しようと少し無理をしている状態です。

こうすればうまくいくかな?と相手の顔を伺うなど。

ところがこの時期が過ぎると、逆にまったく頭が働かなくなることがあります。

この辺りはうつ病と同じです。

特定の環境から離れると症状が軽くなるのが特徴です。

 

侵入思考系統

PTSD

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PTSD、心的外傷では、原因となった出来事が勝手にわきあがってくることがあります。

過去の出来事が勝手に頭の中に出てくるので、正確には『侵入性回想』となります。

この思い出の侵入に対して体が反応して冷や汗を出したり、立ちすくんでしまうことも。

このように原因となった出来事を脳と体が再体験することをフラッシュバックと呼びます。

考えすぎというか、特定の思い出や場面が想起されて体や行動に影響を及ぼすイメージです。

原因となる出来事については、あまりはっきりと覚えていないこともあります。

 

強迫性障害

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侵入思考が特徴的な精神疾患と言えば、強迫性障害です。

いわゆる『雑念』に近い思考が湧きあがり、それに捉われてしまいます。

鍵をかけたか、手が汚いんじゃないかなど侵入思考のスタート自体は小さなきっかけで起きます。

特徴的なのは、その思考に対して『強迫行為』をしてしまうこと。

鍵をかけたかを20回以上確認したり、手を40分も洗い続けたりします。

思考を打ち消すための不条理な行為があれば、強迫性障害の可能性が高いです。

 

今回は『考えすぎ』と関わりのある病気を紹介しました。

考えすぎないようにするための工夫は、また別途紹介していきますね。

 

参考サイト
The role of rumination in depressive disorders and mixed anxiety/depressive symptoms.

みんなのメンタルヘルス|厚生労働省

 - 心の悩み