完璧主義の仕事の作法-仕事の遅れを防ぎ、人の粗を気にしない-

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2017/07/17

この記事の読了時間: 723

当サイトでは基本的に『完璧主義にもたくさんのメリットがある!』というスタンスでいろんな記事を書いています。

ですが一方で仕事の場面で完璧主義が行き過ぎて困っている…という方もいるかもしれません。

そんな方のために、完璧主義が原因で起こりやすい2つの問題とその解決法をまとめてみました。

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完璧主義の仕事の問題

仕事が遅い

まずは仕事が遅いということ。

完璧主義者のメリットとして『仕事が丁寧』というものがあります。

ところが丁寧すぎて時間がかかったり、些末なことにとらわれて締め切りをオーバーすることも。

仕事の出来が悪いわけではないのに仕事が遅い…と私自身も言われたことがあります。

 

人の粗が気になる

自分は完璧に・丁寧に仕事をやっているからこそ、人の粗が気になるときもあります。

どうしてこんなにテキトーにやっちゃうかな…と思ったり。(完全に過去の私です。)

相手を受け入れて仕事に取り組む、良いチームワークを作るために粗に目をつぶれと言われても難しいときもありますよね。

 

他にも『仕事を任せられない』『仕事を続けることができない』などの問題もあるかと思います。

ですが、今回は『仕事が遅い』『人の粗が気になる』の2点に絞って解決法を紹介します。

 

原因:ゴール設定を間違えること

仕事が遅い・人の粗が気になるという問題を作り出しているのが2つの『ゴール設定の間違い』です。

具体的にどんなゴールの設定方法で仕事の効率が悪くなっているのか、見ていきましょう。

 

あり得ないゴールを設定する

100%のクオリティ

例えばあなたのチームの目的が『ある商品の売上前年比115%』だったとしますよね。

このときの本来のゴールは『売上前年比115%にできる確率の高い計画を立て、実行する』ことです。

ところが完璧主義に陥ると『100%の確率で売上を前年比115%にする』ことが目標になってしまいます。

これは、どう考えても無理な話ですよね。

実際やってみないと115%になるかどうかはわからないですし、計画・実行段階では予測しかできません。

 

100%うまくいく計画にこだわると、作業ペースは当然遅くなります。

検討しても検討しても答えは出てきません。

けっこう難しい部分ではありますが、妥協を学ぶ必要があるということです。

 

ゴール設定が細かくなる

階段

上記のように100%のゴールを設定しようとしたときにも起きる問題が『細かいゴール設定』です。

1つのプロジェクトの中には、たくさんのプロセスがあります。

『売上を115%に』であれば、予算の交渉、ターゲットの選定、販促ツールの選定…などのプロセスがありますよね。

それぞれに対して小目標ができてくるのは自然な流れで、完璧主義の方は細かい部分の管理が得意です。

ただ、行き過ぎるとゴール設定が細かくなり、不要なものもゴールに入れようとします。

資料のフォーマット、細かな文言などなど。

業種によってそれらが大切な場合もあると思いますが、ここでは一例として挙げました。

細かいゴール設定にとらわれることで作業ペースの遅れ、細かいゴールに従わない人の粗が気になるという問題が発生します。

 

『大きな目標』から優先順位を作る

目標

私自身仕事をしていく中で感じたことですが、仕事の遅れ対策で一番大事なことは

『大きな目標』から優先順位を作る

これに尽きると思います。

ここでは私が人から聞いて実際に試したら効率が良くなった方法を紹介しますね。

 

1.相手基準で大きな目標を考える

会議室

自分を中心にして考えるとどうしても『クオリティを上げたい!』という気持ちが先行してしまいます。

なので、最も中心となる大きな目標は『相手』を基準に考えると良いです。

私ならフリーランスなのでクライアントを相手と考えます。

チームでの仕事ならチーム全体の目標と考えるとわかりやすいです。

先ほど例に挙げた『売上前年比115%にできる確率の高い計画を立て、実行する』もそうですし、『不便なく買い物をしてもらう』なども当てはまります。

 

ちょっと注意したいのは、『不便なく』とか『お客様に気持ち良く』っていう感情が入る目標。

『感情』は測れないので、後々細かい不要な目標を作る原因になるかもしれません。

なのでできれば『クレーム月何件以内』みたいに、数値化された目標がいいですね!

もしも参考になる数字がありそうなら、聞いてみるのも手かもしれません。

 

また、上記でも書いたように『100%』はないので、そこも注意してください。

精度を高めるのは重要なことですが、100%にしなければ…と思わないような但し書きを常に頭に入れておいたり、紙に書いたりしておいたほうが安心です。

 

とにかく大事なのは『相手が求める水準の大きな目標』を自分がしっかり理解することです。

あとは、多くのプロジェクトには締め切りがあると思います。

なので『〇か月後までに〇〇』というのが大きな目標の基本的な形になることが多いです。

 

2.優先順位をつける

ノートとペン

次に、大きな目標を中心に据えて優先順位をつけます。

これは不要な細かい目標ができたときに無駄に実行して作業を遅らせない、不要な目標で人の粗を気にしないようにするのに役立ちます。

 

何か小さなことで『これも必要?』と感じた時には、以下2つのことを常にチェックします。

・かかる時間

・大きな目標のための貢献度(これがないとダメと言えるかどうか)

 

かかる時間は短ければ短いほど点数を高くして、5段階で判断します。

貢献度は貢献度が大きいほど点数を高くします。

 

そしてかかる時間の点数×貢献度の点数をかけます

例えばある思いつきについて、かかる時間3、貢献度5なら15という数字が出ます。

一方で別の思いつきがかかる時間4×貢献度4=16なら、後者の優先順位が上です。

最低1から最高25まで、やるべきことが優先順位順に並ぶはずです。

 

優先順位を守って作業することで、完璧主義の方は系統だてて物をやる能力がしっかり発揮されます。

それによって仕事の遅延が防げたり、空いた時間でクオリティを上げることも可能に。

 

3.優先順位が決められないとき

チームワークと同僚

かかる時間の予想がつかない、どれくらい大きな目標への貢献度があるかわからない…というケースもありますよね。

基本的にその作業を何回かやったことがあるなら、経験をもとに判断します。

10秒くらいでパッと決めちゃいましょう。

ここで悩むのは時間の無駄なので、『こんな感じ?』ととっさに思ったことこそがベストな答えです。

 

一方でまだ経験がない、新しいプロジェクトへの挑戦の場合は先輩に聞くのが早いです。

チームの責任者でも良いですし、身近な先輩でも良いです。

フリーランスの場合は、あれこれ調べるよりもトライ&エラーで経験値を積む方がおすすめです。

 

相手の粗が気になるとき

考える男性

一方で細かいことで相手の粗が気になるとき、つい注意したくなる時も『大きな目標』は役に立ちます。

相手の粗を指摘する前に、一度立ち返って考えてみてください。

 

・この行動は大きな目標を達成するのに大きな損失か?(そんなに邪魔になる行動なのか?)

・ただ単に自分のやり方と違うだけではないのか?

 

この際多少の粗があっても、大きな目標さえ達成できれば何でもいいんです。

自分の求めるクオリティにこだわり過ぎていないか、一度チェックしてから相手に指摘することをおすすめします。

 

まとめ

晴れた日の空

・完璧主義の方には『大きな目標』から優先順位を作る仕事の進め方がおすすめ

・大きな目標=チームやクライアントが求める目標

・優先順位の作り方→やりたいことを時間・大きな目標への貢献度で数値化する

・効果:優先順位順にやることで効率よく仕事ができて遅延しにくくなる

・効果:人の粗が気になるときにも大きな目標に立ち返って考えると、無駄なことで怒らなくて済む

 - メンタルのためにできること