強迫性障害患者がストレスを受けた時の脳の暴走・ショートと対処法

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

   

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今回は、ストレスによる強迫性障害の脳の暴走とそれに対処する方法を紹介したいと思います。

私自身の体験に基づくものなので、すべての強迫性障害患者の方に当てはまるとは言えません。

やっぱり強迫ってバリエーションが豊かというか、幅が広い症状が特徴なので^^;

もしも参考になるかも!やってみたいかも!と思えるところがあれば、上手に取り入れてもらえると嬉しいです。

ちなみに、私は強迫性障害歴23-25年くらいで治療歴10年、今は症状がだいぶ落ち着いている状態です。

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私の脳の暴走と過活動

私の場合、ストレスが多くなると頭がバーッと熱くなって、過活動と強迫行為が始まります。

過活動という面では、『明日やってもいいことを今日中に必ずやる』のがよくあるパターンです。

例えば、夜遅くに掃除したり、爪切りしたり、前髪切ったり、仕事するなど。

今日中にやらなくてもいいのに、ついつい『あれもこれも!』ってなるんですよね。

強迫行為という面では、以下のような症状が出ます。

 

最近よく出る強迫行為

・『最後の1回』に納得がいかず、筋トレが終わらない

水の飲み直し

・足のかけかたが気に入らず、ベッドに上がりなおす

 

脳の暴走が原因

脳,RAS,網様体賦活系

以前書いた『強迫性障害と脳の関係』の記事からもわかるように、私たち強迫性障害患者はストレスにちょっと弱い脳の持ち主です。

なので、日常のストレスがたまると、強迫性障害でない人よりも早く・ストレスの限界が低い状態で脳がショートしちゃうんですね。

強迫行為-その時、脳内で何が起こっているのか?
もちろんほかにも様々な要因がからんではいますが、『脳のショート』という面を知って、少しでも気持ちを楽に持ってもらえたらなと思って紹介しています。

私が強迫行為に気づいたときに、『自分の性格が変なのかな?』って思ってつらかったので
:;

性格特性だけじゃなくショートしやすい脳の特性もありますから、自分を責めすぎないでくださいね!

私個人としては、強迫体質は虚弱体質やアレルギー体質の仲間のような気がするときもあります。

 

脳の暴走が起きると止めるのは難しい

自然の炎

強迫行為や過活動が起きているときというのは、脳がショートして意味不明な命令をしているときです。

私は、この『ショート状態』が来ると止めるのはなかなか難しいと感じています。

動物とかでも走り出す前はなだめられますが、いざ走り出してしまうと止めるのに一苦労ですもんね。。

 

なので、正直に言えば過活動や強迫行為がスタートしてしまった時点で多少のあきらめはあります。

 

もちろん、曝露療法を実践した時に習った『繰り返さない』『不安を放っておく』という基本はできるだけやります。

でも…実際難しいですよね^^;

だって変な命令を止めるはずの脳がすでにショートしてるのに、どうやって意志力を維持しろと…。

それだけに、私は『絶対我慢!』というスタンスよりも『できるだけ』で止めています。

何回か強迫行為をやるときももちろんありますよ!

以下、ポイントやその他やっていることをまとめてみます。

 

脳ショート時の対処

・無理なく曝露療法(強迫行為を何回かすることも)

・曝露療法はできれば強迫行為が始まったらすぐに取り入れる

・頭を物理的に冷やす

 

予防を徹底的に!!

脳がショートしてしまったときに止めるのが難しい以上、普段からの予防が重要です。

具体的にやっていることをまとめてみますね。

 

その日のストレスはその日のうちにケア

リラックスできる部屋とライト

対人ストレス、特に対人関係に伴う感情的ストレスは、多くの方にとって大敵だと思います。

私にとっても例外ではなく、もっとも調子の悪いときは数年単位で対人ストレスを持ち越したりしていました。

ストレスを持ち越せば、当然ながらストレスの限界値(強迫行為や過活動が出るライン)を容易に超えるようになります。

なので、できるだけ『その日のストレスはその日のうちにケア』がポイントとなってきます。

夕焼けとヨガのシルエット

私の感情ケアはセドナメソッド、瞑想(マインドフルネス瞑想含む)、ヨガがメインです。

嫌なことが多かった日はセドナメソッド、普段はヨガや瞑想で対応することが多いです。

心を落ち着ける方法は人によって効果を感じるものが違うというか、バリエーション豊かな感じなので、自分に合った方法をあれこれ探してみるのもよいと思います^^

当サイトでも今後継続して紹介していきますね!

 

脳の栄養不足を解消!

オッソブッコ、牛肉のシチュー

脳がショートしやすいとは言っても、体質改善ができる可能性もあります。

根本的にどこが問題でどう変えるとかはまだわかっていないんですが、少なくとも現在の脳の栄養不足を解消することはできます。

基本はこの3つの栄養成分をしっかり摂取することが大事です。

・アミノ酸(トリプトファン含む)

・ミネラル

・ビタミン

 

私は糖分・糖質(炭水化物)が多すぎる生活だったのでそこを減らして、タンパク質・野菜・海藻を増やして対応しています。

日本人はミネラルが足りないと聞いたことがあるので、意識的に摂取してみるとよいかと!

 

過活動が2-3回続いたら環境調整

静かな湖

ストレスの限界ラインを超えないためにも、環境調整は一生続ける必要のある課題と言えそうです。

まず1番に調整しやすいのは、プライベートな空間の過ごし方ですね。

私は聴覚過敏で大きな音・大人数の声が苦手なので、過活動が続いたら可能な限り騒音環境から離れています。

仕事の場面では相手がいるのでどうしても難しいですが、自分の作業ペースは無理なく調整しています。

また、仕事や学校の合間に少し静かな場所に行く・通学や通勤で人のいない場所を通るのも有効と思います。

個々の環境や状況に合わせて、調整できる隙間を見つけてみてください!

女の子の手帳

また、普段からスケジュール帳やカレンダーに強迫・過活動を記録するのもおすすめ。

どの予定でどれくらいストレスを感じたかを記録しておけば、次に予定を入れるときの参考にできますしね。

強迫行為や過活動を『ストレスのかかりすぎを教えてくれるサイン』ととらえて、ストレスチェック代わりに使ってみてはどうでしょう?

 

まとめ

ストレスによる強迫性障害の脳の暴走とそれに対処する方法をいくつか紹介しました。

まとめると、こんな感じです。

 

まとめ

・強迫性障害患者は性格特性や環境要因のほか、脳の特性によっても強迫行為や過活動が引き起こされやすい

・脳がショートして強迫行為・過活動が出てしまうと止めるのはなかなか難しい

曝露療法は必要だけど、無理のない範囲で

・ストレスからの脳ショート、強迫行為・過活動を止めるには予防が一番!

・予防に大事なことは『その日のストレスはその日のうちにケア』『脳の栄養不足の解消』『環境調整』

 

曝露療法、なかなか難しいんですよねえ…

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