物に当たるのってdv?その心理や病気の可能性、対処法を紹介

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      2017/02/06

この記事を読むのにかかる時間: 627

本日のテーマは『物に当たる』というクセについて。

身近な人で物に当たる人がいるとすごく怖い思いをしますよね。

いつ物が飛んでくるのかどきどきしたり、物が壁や床に当たるときの音がトラウマになってしまったり…。

そこで、今回は物に当たる心理ってどうなってるの?ということや、DVに該当するのか、家族が物に当たるタイプだった場合の対処法を簡単に紹介します。


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物に当たる人の心理って?

怒り=不安・悲しみなどに蓋をしている

物に当たるときって大体がほかの人から見ると怒っているときですよね。

喧嘩のときに物に当たる方が多いのではないかと思います。

まず物に当たるときに怒りはどんな心理のサインかというと、『不安からくる攻撃のサイン』です。

悲しみ、苦しみなどに不安・恐れを感じ、それを打ち消すために怒りという形の攻撃性を出します。

ですので、よく怒る方というのは不安や恐れを感じやすい、不安・恐れに反応しやすい方とも言えます。

不安障害やうつ病になりやすい方とよく怒る方には共通点があるんですね。

 

わざわざ物に当たるのはなぜ?

手を出すリスクがわかっている

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怒りの表現方法としてわざわざ物に当たることを選ぶ心理として考えられる1つ目が『手を出すリスクがわかっている』ということ。

どうしようもないくらいの不安を解消するために思いっきり怒って相手を威嚇したいけど、暴力はいけないと知っている…。

そんなときに理性がギリギリで働いて、『物に当たる』という暴力なのかどうか判断が難しい行為で相手を威嚇します。

あるいは狡猾なタイプで、最初から『グレーなやり方で相手を威嚇している』という可能性もあります。

 

言葉での表現が上手ではない

怒りを言葉で表現するのが上手ではない場合に、物に当たることが怒りのはけ口になることがあります。

大人よりも小さな子が物に当たることが多いのは、言葉での表現力が十分でないため、怒りを表す方法に体を使うからと考えられます。

大人でも言葉での表現力には個人差があるので、弁の立つ相手に対して攻撃性がMAXまで上がって物に当たることも十分あり得ます。

 

物に当たるのもDVです!

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物に当たるとはいっても実際に物が当って怪我したわけでもないし…これってDVなの?それとも違うの?と悩む方もいるかもしれません。

物に当たるのはれっきとしたDVです。

内閣府男女共同参画局のDVについてのページによれば、物をなげつけるのは身体的なDVに、物をなげつけるそぶりをしておどかすのは精神的なDVに当たるとのこと。

実際に当たったかどうかに関わらず、相手をおどして威嚇し、支配しようとする行為そのものがDVです。

 

また、実際に身体的な意味で力が強い方が必ずDV加害者になるわけではありません。

日本ではまだあまり認知されていませんが、女性から男性へのDVも少なくはないと言われています。

 

物に当たる病気ってあるの?

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物に当たるという特徴だけで病気・障害と判断することはできません。

ここでは可能性の1つとして気分がコントロールしにくい精神疾患や怒りが特徴的な障害をいくつか紹介します。

 

不安障害・気分障害

当サイトでもよく紹介する不安障害や気分障害。

適応障害の患者さんの中には行動面で変化が出る方もいて、変化の1つに今までよりも攻撃性が高くなるということが挙げられています。

感情の制御が利かず、ささいなことで喧嘩が増えてしまう方も少なくはありません。

また、気分障害の代表選手であるうつ病は落ち込みが中心と考えられがちですが、うつ病でピリピリすることもあります。

 

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害は他社との関わり、内面的な考え方が平均からずれていることで本人や周囲に苦痛を感じさせる精神疾患です。

特に、境界性パーソナリティ障害や演技性パーソナリティ障害に代表される劇場型(クラスターB、B群)のパーソナリティ障害では感情の混乱が見られやすいです。

自分でコントロールできない圧倒的な感情の波にのまれて、対人トラブルを起こしてしまうことも多いです。

 

間欠性爆発障害

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特に『怒り』のコントロールが難しくなる疾患として知られるのが間欠性爆発障害。

突発的に怒りが爆発し、物に当たるだけではなく暴力を伴うこともあります。

ところがこの怒りが、20分もしないうちにスーッと治まってしまうのも間欠性爆発障害の特徴です。

まだ確実な原因はわかっていませんが、脳の灰白質が小さいとの研究結果もあり、精神の疾患というより脳の疾患とも考えられます。

 

物に当たる人への対処法

ここでは病気ではないと仮定して、家族(大人)が物に当たる場合にどうやって対処したらよいかを考えていきたいと思います。

 

一時的に距離を取る

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ベルギーで200人以上を対象にして行われた研究では、怒りの持続時間は2時間ということがわかりました。

怒りのピークに関しては諸説ありますが、調べたところ短くて6秒、長くて4分半という説がありました。

いずれにしても怒りはずっと続くものではないということです。

肉体的にも精神的にも一時的に距離を取ることで、頭を冷やして問題を考え直すチャンスになります。

 

後片付けをしない

後片付けは物に当たった人にやらせるのが鉄則です。

物を投げても誰かが片付けてくれると思えば、投げ放題になる日も遠くはありません。

自分のしたことの後始末は自分でしなければいけないという当たり前のことを教える必要があります。

自分のやったことの愚かさに気づいて反省する可能性や、単純に後片付けが面倒で物を投げる頻度が低くなる可能性も。

 

怒りのトリガーを探す

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そもそも物に当たるような場面を減らすには、相手の怒りのトリガーを探すのも有効です。

物を投げた時のシチュエーションを考えて、共通点はないかを探してみてください。

怒りを爆発させる背景には必ず『不安』があります。

『指摘されることに弱い』『自分の時間を侵害されることに弱い』『作業中にちょっとでも邪魔されるのに弱い』などの特徴に合わせて言い方や接し方にちょっと気を遣ってみるのもおすすめです。

 

今回紹介した方法は、物に当たるだけではなく暴力などを伴っており身体・精神に危険が迫っている場合には向いていません。

そのケースでは市町村へのDVの相談窓口等への連絡、安全な場所への避難を優先してください。

 

hanami3というわけで、物に当たる心理や対処法についてでした。

ちなみに1人でいるときに物に当たるのも、実は逆効果らしいですよ!

参考サイトの一番下のサイトに詳しく掲載されているので、参考までに。

 

参考サイト

内閣府男女共同参画局

すぐにカッとする、怒ってばかりいる人は性格ではなく脳に問題。感情を制御する“感情脳”が小さい可能性(米研究)|カラパイア

Verduyn, P., & Lavrijsen, S. (in press). Which emotions last longest and why

怒って物に当たると逆効果|日本アンガーマネジメント協会

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