脳疲労の仕組みと体に及ぼす影響、6種の脳疲労対処方法

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2016/11/19

この記事を読むのにかかる時間: 630

記憶力の低下や理解力の低下…ストレスにさらされ続けるとそんな症状に悩まされることもあるかと思います。

そんなときに考えたいのが『脳疲労』という症状。

一体脳疲労とはどんなものなのか、脳疲労チェックや症状、改善方法について紹介したいと思います!


スポンサーリンク

脳疲労とは大脳内のバランスが崩れること

脳には大脳や小脳などいろいろな部分がありますが、脳疲労に関わっているのは『大脳新皮質-知性』と『大脳旧皮質(大脳辺縁系)-感情』、そして『間脳-自律神経や食欲とかかわる』です。

大脳新皮質は知的な部分を担っていて、あの仕事をする、この件を片付けておく、考えるなどの働きを担当しています。

一方で大脳旧皮質は楽しい、悲しい、嫌だ、食べたい、など感情的な働きが中心。

この大脳新皮質と大脳旧皮質の言うことを聞いて食欲や自律神経のバランスを整えているのが間脳です。

ところがストレスが多い環境や認知の歪みがある状態だと、大脳新皮質の方ばかりが優先されて、大脳旧皮質の方は無視されることが多くなります。

すると当然大脳内でのバランスが乱れるので、間脳にも影響がおよび最終的に食欲や自律神経系の症状につながります。

 

脳疲労の症状は?頭痛や生理不順も!

脳疲労とは,症状,チェック,頭痛
脳疲労の症状は脳だけではなく体全体にも当然現れます。

自律神経系を司っている間脳がかかわっており、自律神経は全身に影響を及ぼすからです。

主な症状は自律神経失調症と同じで睡眠のバランスが崩れる、頭痛や肩の重み、急に心臓がドキッとする、女性の場合は生理不順なども出やすい症状です。

また、味覚障害の原因にストレスとそれに伴う脳疲労がありますので詳しくは味覚障害の記事を参考にしてみてください。

味がしない…?ストレスで味覚障害が起きる原因と治療、対処法

 

脳疲労診断11か条でチェック!

日本で唯一の脳疲労外来を持っているBOOCSホリスティッククリニック(東京・福岡)による脳疲労度のチェックを紹介します。

 

「脳疲労度」の自己診断11か条

1.夜中に目が覚めたり、用もないのに朝早く目覚める

2.寝つきが悪い

3.食事がおいしいと思わない(習慣で食べるか、無理に食べる)

4.便秘する

5.からだを使わないのにへとへとだ

6.気持ちが沈んで暗い

7.希望が持てない

8.考えがまとまらない

9.イライラする

10.不安だ

11.自分は価値がない人間だと思う

参照:Boocsクリニック

 

より多く当てはまれば脳疲労に陥っている可能性が高まります。

そして、脳疲労が重度になるとうつ病に陥っている可能性もあるのでケースによっては精神科への受診が適切な場合も。

 

脳疲労の対処方法

さまざまな方法がありますが、ここでは代表的な脳疲労への対処方法を見ていきます。

 

栄養ドリンクなどで一時的な対策

脳疲労,回復,改善,解消方法,運動
どうしても徹夜しなければいけないときなどに使うことの多い栄養ドリンク。

刺激が強い飲み物ですが、一時的に集中力を上げたりやる気を出すにはぴったりです。

ただし、これらの効果は一時的であって脳疲労の根本的な回復にはならないということを覚えておいてください。

どうしても今すぐ脳疲労をどうにかしなきゃいけないときのみ、栄養ドリンクを飲むのがよいと思います。

 

運動で脳疲労回復

昔から身体と心のバランスが大事と言われていますが、実はこれは科学的にも証明されています。

米ジョージア大学が2006年に36人のボランティアに協力を依頼して行った研究では、低度の有酸素運動20分で65%に疲労回復が見られたとのこと。

サンプル数が少ないのでこの研究が絶対とは言えませんが、この研究では中程度の運動よりも低度の運動の方が疲労回復度が高かったのも特徴です。

この際の『低度』とは最大酸素摂取量の40%程度、普段よりもちょっと早歩きのウォーキングやボーリングなどです。

運動をすることで筋肉がほぐれ血流がよくなり、脳にももちろん栄養が行き渡ります。

疲れたかなと思った時は外を20分くらい歩いてみましょう。

参照:Science Daily Low-intensity Exercise Reduces Fatigue Symptoms By 65 Percent, Study Finds

 

音楽で脳疲労対策

脳疲労,血流,音楽,回復,改善,解消,方法,食べ物,食事,
音楽については感覚的にも『リラックスできるな』という実感があると思いますが、実際に脳内で『自然の鎮痛剤』と呼ばれるβエンドルフィンが音楽を聴いているときに分泌されやすいこともわかっています。

もちろん好きな音楽を聴くのも悪くはありませんが、ゆったりしたいときには1/fゆらぎ、モーツァルト、自然音などを聴くのがおすすめです。

テレビで『組曲 動物の謝肉祭 白鳥』が頭痛に効くという話をやっていましたが、これも『組曲 動物の謝肉祭 白鳥』がβエンドルフィンを出しやすいことからです。

 

バランスを重視した食事を

脳の栄養分と言えば糖分ですが、これもどちらかといえば一時的な回復法。

甘いモノを食べてその場は血糖値が上がりますが、その後急激に落ちて血糖値の不安定を引き起こす要因になってしまうからです。

一時的にではなくしっかりと脳疲労を改善させるのであれば、重要なのはタンパク質、炭水化物、ビタミン・ミネラルのバランスを取ることです。

特にマグネシウムを始めとしたミネラル類は意識しないと摂取がおろそかになることもあるので、注意しましょう。

 

ホットタオルやアイマスクで脳疲労対策

ホットタオルや目を温めるタイプのアイマスクを使って血流を良くし、脳に栄養を行き渡らせて脳疲労を解消する方法です。

デスクワークや事務作業が多い方には特におすすめです。

私も仕事上PCと向き合うことが多いので、休みの日以外はなるべく寝る前に目を温めています。

色々アイマスクを試してみたんですが、結局花王のめぐりズムがベストだと感じますw

 

脳疲労を睡眠で改善する

疲労回復といえば真っ先に思いつくのは睡眠ですよね。

睡眠についてはこの枠では語りきれないほどいろんなTipsがあるのでそれは別途紹介するとして、ここで覚えておきたいのは『質を大事に!』ということです。

時間が長ければいいというものではなく、例えば5時間6時間でも十分疲労回復のための睡眠ができます。

そのためには睡眠のリズムを作ることやリズムを崩さず生活することも大事。

睡眠のリズムについての記事、リズム改善のための記事を以前2記事ほど書いたので参考にしていただければ幸いです。

 

概日リズム睡眠障害のチェック・治し方

 

光目覚まし時計比較特集!機能別TOP3・総合ランキング

 

asakonangokuというわけで今回は脳疲労っていったいどんなものなのか、症状や回復方法をざっくりとではありますが紹介しました。

脳疲労の回復にかかる時間は人によって違いますが、あまりにも回復の兆候が見られなかったり症状がひどい場合は心療内科、睡眠外来、精神科などへの受診も考えてみましょう。

 - 心・体の悩み対策