不安障害・気分障害の治療に主に使われる3種類の薬

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      2016/12/08

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不安障害や気分障害に主に使われる3種類の抗不安薬と、どんな副作用が考えられるかを解説します。

不安障害・気分障害の治療のなかでも精神科では薬物治療が中心となりますので、治療初期の段階でぜひ薬についてしっかり知っておきましょう!

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ベンゾジアゼピン系

不眠症やパニック障害など、さまざまな不安障害・精神疾患の治療に用いられる薬です。

飲み薬の他点滴、筋肉注射などでの服用もあり得ます。

長期的な使用にはあまり向いておらず、耐性や依存症の問題も持っています。

長期的に使うよりも一時的に不安を抑えるものと考えてください。

 

ベンゾジアゼピン系の副作用

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鎮静作用があるので、眠気やめまいなどが引き起こされやすいと言われています。

ベンゾジアゼピン系の薬物服用後は、運転や集中力を必要とする作業は避けてください。

場合によっては攻撃性や暴力性が出るとも言われています。

その他、認知的な作用で物忘れがひどくなったり情報処理の速度に影響が出たりということも考えられます。

長期的な服用では依存性が高くなりやすく、減薬には慎重さが求められます。

 

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

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選択的セロトニン再取り込み阻害薬は、セロトニンの再吸収に注目した薬です。

副作用をより少なく、より効果を上げるべくして開発された薬です。

うつ病や不安障害の治療に使われ、著者も初回診察からSSRIを処方されました。

SSRIは全4種類ありますが化学構造などが違うので、ベンゾジアゼピン系ほど臨床上の使用法が同じではありません。

 

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の副作用

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SSRIの副作用としては食欲異常(不振・増加の両方を含む)、性欲異常などがあります。

その他、吐き気やむかつき、のどの渇きなども副作用のひとつです(関連エントリ:SSRIと副作用)

4週間を超えるSSRI投薬治療の後の断薬・減量ではSSRI離脱症候群の可能性が示唆されます。

性機能障害や脳に衝撃が走る等が、SSRIを急に止めた時の症状です。

 

タンドスピロン

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セロトニン神経からの情報伝達を受け取って細胞へ情報を伝えるのが受容体
で、タンドスピロンはセロトニン5-HT1A受容体に働きかけます。

商品名はセディールです。

不安障害や自律神経失調症、不眠症などに対して幅広く用いられます。

 

タンドスピロンの副作用

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吐き気や頭痛
などの副作用の他、倦怠感やめまい・眠気も副作用の1つとして考えられます。

ただし副作用はベンゾジアゼピン系やSSRIよりも軽く、依存性なども少ないのが特徴です。

体が弱っているお年寄りにも使いやすい薬と言われています。

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