わかりやすい自立支援医療制度(精神通院)-申請の流れや必要書類

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2017/07/17

この記事を読むのにかかる時間: 826

私が初めて精神科にかかってから1か月もしないうちに利用を開始したのが自立支援医療制度。

簡単に言うと心身の障害を軽くするための治療の自己負担額が少なくなる制度です。

具体的に自立支援医療制度とはどんな病気を対象としているのか、自己負担額はどれくらいか、申請の方法や流れについてもわかりやすく説明していきます。

自立支援医療の対象には精神通院医療、更生医療、育成医療の3つがありますが、ここでは精神通院医療のお話になるのでそこはご承知おきください!

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自立支援医療の対象となる病気

自立支援医療の対象となる病気は、精神保健福祉法第5条で定められている病気です。

具体的には以下の病気が当てはまります。

 

気分障害、統合失調症、てんかん、恐怖症、全般性不安障害、強迫性障害、適応障害、PTSD、解離性障害、神経性無食欲症、パーソナリティ障害、広汎性発達障害など

 

ざっくり書きましたが、精神科で扱っている病気のほとんどすべてが自立支援医療の対象になると考えても問題ありません。

また、診察費・薬代・デイケア費用・訪問看護費用が対象です。

 

自立支援医療の対象となる施設

自立支援医療制度,自立支援医療とは,自立支援医療制度とは,わかりやすい,わかりやすく,精神,精神通院,精神通院医療,訪問看護,自己負担,条件,対象,薬局自立支援医療で医療費の負担額を減らせるのは『指定自立支援医療機関』というところのみ。

都道府県や都市が病院・診療所・薬局・訪問看護ステーションなどを指定自立支援医療機関とそうでない機関に分けています。

って言っても実際はほとんどの病院や訪問看護ステーションが指定自立支援医療機関なので安心してください!

それから、自立支援医療に申請・更新するときに指定された施設以外で治療を受けたり薬を受け取ったりすると負担額は3割のままなので注意してくださいね。

ちなみに指定された医療機関であっても精神通院でない限りは負担額は3割です。

私は胃腸風邪で普段行ってる精神科(内科も併設されてる個人医院)にかかりましたが、3割分のお値段でした。

 

自立支援医療で負担額はどれくらい減るの?

 自立支援医療,自己負担,わかりやすく,対象自立支援医療制度を使うことで、基本的には3割負担の医療費が1割負担になるのが最大の特徴です。

それと同時に、所得に合わせた1か月の限度額があるのでそちらを見ていきます。

ちなみに自立支援医療では負担額について『重度かつ継続』という項目があるのですが、精神疾患の場合はこれに当てはまることが多いです。

なので、今回も『重度かつ継続』の負担額を紹介しますね。

 

・払った市町村民税が235000円以上1割負担+月額負担20000円まで

・市町村民税が33000円以上、235000円未満…1割負担+月額負担10000円まで

・市町村民税が33000円未満…1割負担+月額負担5000円まで

・市町村民税非課税(本人収入が800001円以上)…1割負担+月額負担5000円まで

・市町村民税非課税(本人収入が800000円以下)…1割負担+月額負担2500円まで

・生活保護世帯…医療費含め負担なし

 

なお、『重度かつ継続』でない場合、市町村民税非課税の時のみ限度額があります。

 

自立支援医療のメリット・デメリットは?

自立支援医療制度,デメリット,自立支援医療受給者証,メリット自立支援医療制度は基本的にメリットが大きい制度だと思いますが、一応デメリットについてもまとめてみました。

 

メリット…自己負担額が減る

これが一番大きなメリットです。

私が一番ひどかったときの1年間の医療費を出してみたんですが33180円でした。

これが3割負担となると99540円Σ

自立支援医療で負担がかなり軽くなっているなというのがわかっていただけるかと思います。

 

デメリット…診断書代とめんどくささ

2年に1回ではありますが診断書の費用がかかってしまうので、そこはデメリットかと。

ただ実際3割負担で払ったときとの差額を比べると診断書代はそんなに負担にはならないと思います。

それから、手続きに行くので若干のめんどくささがあるかなと。

私は田舎に住んでるので毎年10-15分くらいで終わりますが、都会だともっと待たされる可能性があります。

診断書については以前別の記事でまとめたのでそちらも参考までに!

お値段はピンキリです。。

 

精神科の診断書ってどんな感じ?お値段はどれくらい?内容に意見できる?

 

申請・更新の流れと必要書類

自立支援医療制度申請・更新の流れと必要書類について簡単に説明します。

 

申請の流れ

必要書類を集める→保健所など指定機関に提出→1か月後くらいに受給者証が自宅に到着→使う→1年経ったら更新

*更新申請の期間は有効期限の3か月前からです。

 

申請時・更新時の必要書類と手に入れ方

自立支援医療(精神通院)支給認定申請書

保健所に置いてあったり、市町村の担当課のホームページからPDFでダウンロードできます。

書き方がわからない場合は申請書をダウンロードして持って行けば丁寧に教えてもらえますよ!

私は毎年申請書は申請時に保健所でもらってそのまま書いて提出しています。

 

医師の診断書

指定自立支援医療機関の医師なら自立支援については知っているはず!

自立支援を受けたいんです、って言って申請書を書いてもらいましょう。

例外的に精神障害者保健福祉手帳との同時申請では診断書が不要です。

あと、更新の際は2年に1回の診断書提出になるので使っている自立支援医療受給者証を確認してみてください。

次回更新時診断書の添付が必要って書いてあったら必要です。

 

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所得、課税状況がわかる書類

本人もしくは親(本人が18歳未満の場合)の所得がわかる書類か課税状況がわかる書類、もしくは生活保護受給証明書も必要書類の1つ。

ただ、申請の前年度の1月以降申請する市町村に住んでいれば、保健所の人が調べてくれることもあります。

市町村民税等調査同意書というものに名前を書いてハンコを押すとパソコンで5分くらいで調べてくれます。

 

健康保険証

これは絶対忘れちゃダメです!私自身、1回忘れて家まで戻ったことがありますのでご注意を…。

 

マイナンバー

平成28年から必要になりました。

マイナンバーを記入しないと申請受け付けができなくなるので、事前にチェックしていきましょう。

すべての自治体に言えるかはわかりませんが、私の住む町では申請時に同意書で調べてもらうことも可能でした。

 

印鑑

申請書に事前に押印していってもいいんですが、その場で同意書が出てきたりしても安心です。

必ず持って行きましょう。

 

受給者証の使い方

精神通院やデイケアなどに通う度に窓口で出せばOKです。

私の通っている病院では最初に保険証と一緒に窓口に出していますが、この辺りは個々の病院で異なることもあると思います。

どんな風に使えばいいですか?いつ出せばいいですか?って聞いてみましょう。

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ちなみに受給者証を忘れてしまうといったん3割負担で払うことになり、その後差額を返してもらうのが一般的。

市町村がやってくれるのか医療機関がやってくれるのかは住んでいる場所によって違うので要確認です。

私も9年間の通院の中で何度か自立支援医療の受給者証を忘れましたが差額の手続きはやっぱりちょっと面倒:;

絶対忘れないように常に病院セット(受給者証や保険証を常に入れておく)を作っておくと便利ですよ!

 

実際の受給者証を見てみよう

自立支援医療,受給者証,使い方こちらが実際に私が使っている自立支援医療受給者証です。

自立支援医療,自立支援医療制度,受給者証,見本,自立支援医療受給者証表紙の裏に注意事項があります。

自立支援医療,申請,受給者証,郵送,必要書類受診者の名前や生年月日、受給者番号、保険証の番号など大事な情報が詰まっています。

落としたらあれこれバレてしまうので管理には十分注意しなければ…!

自立支援医療,受給者証,見本指定自立支援医療機関、私の場合は院内処方なので薬局の指定はありません。

画像下の方に更新時の診断書の添付についての記載があります。

自立支援医療,自己負担額,限度今は自己負担上限額がないので管理票もありませんが、昔は自己負担上限額が5000円だったり10000円だったりしました。

病院に通ったときにこの管理票で累計額を計算して、自己負担上限に達したらそれ以上は払わなくてOKです。

でもなんだかんだで一度も上限額まで達したことはなかったですね^^;

 

まとめ

最後に、ここまで紹介したことを簡単にまとめてみます。

 

自立支援医療とは

・自立支援医療制度で医療費が減らせる

・対象の病気は精神科全般、対象の病院や施設は『指定自立支援医療機関』

負担額は1割負担+所得や病状によって月額自己負担上限額が2500円-2万円

・生活保護の場合は医療費自体が無料

 

自立支援医療の申請と更新

・申請の流れは必要書類を揃える→保健所等に提出→受給者証が届くのを待つだけ

・申請に必要なのは申請書、診断書、課税状況がわかる書類、健康保険証、マイナンバー、印鑑

更新は1年に1回、期限の3か月前から更新可能で診断書は2年に1回の提出でOK

・病院に持っていくのを忘れるといったん3割負担で支払って後に還付が一般的

 

hanaminangoku最近は更新にもすっかり慣れて免許更新みたいな気軽な気持ちで行っていますが、最初はひどく緊張したのを覚えています^^;

未成年の方は親御さんと一緒に行くとよいと思います。

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