曝露療法と自己観察

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      2017/08/14

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不安障害の治療に使われる曝露療法。

恐怖症でも曝露療法での治療はよく行われますが、曝露療法と自己観察を組み合わせることで、曝露療法がやりやすくなることがあります。

曝露療法=我慢も必要な治療法

曝露療法は、恐怖症や強迫性障害、パニック障害などの治療に使われている方法の1つです。

恐怖を覚える場面に出向いて(もしくは恐怖を避けるための行動を我慢して)、恐怖が徐々に減っていくのを感じるという方法です。

恐怖感の少ないものから徐々に始めて、観察記録をつけながら治療していきます。

参考:強迫性障害と認知行動療法

 

曝露療法+自己観察=我慢の感覚の軽減

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曝露療法は我慢だらけの治療法、というのが私のイメージでしたが、曝露療法中に自己観察を取り入れると、ひたすら恐怖に耐える我慢という感覚が少なくなってきました。

一例として、高いところが怖いが、致し方なくエレベーターに乗っているときを挙げてみます。

 

・いつ落ちるかわからなくて怖いと思ってるんだなぁ(そういう自分がいるんだなぁ)

・すっごいビビってる!心臓がなんかバクバク言い出した。

・ひたすら恐怖、びびってるなぁ。

 

といったような感じで、思考や感情を一歩引いて見てみます

恐怖している、ビビってると感じる自分は、『恐怖している自分を見ている自分』です。

つまり、恐怖している自分ではないということになるので、こんな結論が出せます。

 

高いところに行く=100%恐怖の自分(恐怖に飲み込まれた自分)だったのが、高いところに行く=恐怖する自分とそれを見る自分の2つになります。

見る自分の方は恐怖していないのだから、当然落ち着きますよね。

曝露療法をやるとき、我慢だらけでつらいなと感じる方は、曝露療法中に自己観察を取り入れてみてください。

 - 自己観察・自愛