アドラーの神経症見解-目的論-

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      2016/11/24

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アドラーが神経症(今でいう不安障害分類が多い)を説明するときに使うのが、『目的論』です。

目的論はアドラー心理学では非常に大切なものの1つで、『目的ありきで何かしらの問題を引き起こしている』という考えです。

ちょっと言い方を変えると、症状が出ることで何らかの目的が達せられると潜在意識とかどっかで考えてますよ!ってことです。

一例:明日テストだから学校が燃えてほしい

明日テストだから学校が燃えたらいいのになぁと思ったことはありませんか?

とはいっても実際学校を燃やした人はほとんどいないと思いますが、そういった欲望や目的は、1回くらいは持つでしょうという話です。

で、まぁ学校は燃えなくてもいいので、ここで大事なのは『明日テストを受けたくない』ということです。

そしてその背後には、テストを受けたら悪い点を取るかも、悪い点を取ったら叱られて…などなど、想像し得るだけでもあらゆる『嫌な』状況が出てくるわけです。

嫌な状況を回避したい=テストを受けたくない、という目的ありきで、アドラーは語ります。

例えばテストの日に限ってお腹を下すタイプは、その裏に何らかの『テストを受けたくない』事情があるとなるわけです。

 

アドラー心理学の神経症治療

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アドラー心理学を応用した治療では、症状そのものではなくそこで達成したい目的に注目します。

人生におけるどんな目的のために、どうしてこの症状を使おうとしているのかという部分が大切なんです。

そのため、目的に対する価値観を変えたり、人生における重要度を変えれば、症状が自然と治まると考えられます。

テストを受けて悪い点を取っても親は怒らない環境になる、とか、テストよりも部活の方で良い成績を残す人になるのが目的になる、とか。

その過程で、価値観の変化や捉え方の変化は当然あると予測されます。

 - 潜在意識