左右の脳の意識は独立している!?

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2016/11/24

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今回は、心理学や精神分析ではなく、神経心理学からの視点で『自分の知らない自分』を紹介します。

これは1981年にノーベル生理学・医学賞を受賞した、ロジャー・ウォルコット・スペリー、デイヴィッド・ヒューベル、トルステン・ウィーセルの共同研究です。

分離脳研究と呼ばれている研究なんですが、元々脳は右半球と左半球に分かれています。

そして、この右半球と左半球をつなげるのが脳梁という部分ですが、脳梁を切り取ったら一体どうなるのか?というお話です。

結果的に、スペリーたちの研究によって、脳半球は右・左で独立した意識を持っていることがわかりました。

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右と左の脳が喧嘩する…!?

2012年のロケットニュース24(日本サイト)では、海外のio9が発表した分離脳についての実験結果を紹介しています。(http://rocketnews24.com/2012/01/02/169147/)

分離脳の患者の中には左半分で暴力を振るおうとするのを右半分が止めたりする人もいたのです。

基本的には脳の左半球が言語や論理、右半球がイメージやいわゆる潜在意識なのではないか、と言われています。

 

ジル・ボルティ・テイラーの貴重な体験

脳左右独立説について、興味深い体験をした女性を紹介します。

神経解剖学者であり作家のジル・ボルティ・テイラーさんは、脳卒中になったときに、自らの脳の状態をしっかり観察。

後に脳卒中体験や右脳・左脳について語ったビデオが公開されて話題になったので、その内容を簡単にまとめます。

 

右脳

現在という時間、この場所・この瞬間がすべて。

映像で考え、体の動きから運動感覚で学ぶ存在。

情報はエネルギーの形をとって流れ込み、臭いや感覚、聞こえ方に影響を与える

右脳にとっては私たちもエネルギー的存在で、完璧で、完全、そして美しい

 

左脳

過去と未来がすべて。

現在を映し出すコラージュから詳細を拾い、その詳細からさらに詳細を分類して情報を整理、過去の情報と結びつけて将来の可能性へ投影。

左脳は言語で喋りかける。頭の中で何となくしゃべっている声は、左脳から生まれている

左脳が『個人』という感覚を持っている。周囲のエネルギーの流れから離れ、分離される。

 

ジル・ボルティ・テイラーが左脳の分離機能を失った時

体がエネルギーと一体となり、世界と自分の境界がわからなくなる素晴らしい経験

ストレスが消えて、体が軽くなった、平安で満ち足りた気分

文字が見分けられず、どれが自分の名刺かわからない。数字なども見分けられない。

話も、言葉の理解も出来ない。(そのため、正しく言葉を話せない)

 

彼女が考える『私たち』とは

私たちは宇宙の生命力の塊

そして2つの心を持ち、それぞれの認識は違う。

私たちは、どんな人間でいたいのか、どうありたいのかを選べる存在

彼女は、右脳寄りに生きることで世界にもっと平和が広がると考えている。

 

動画(右下Japanese選択で日本語字幕で見られます)
http://www.ted.com/talks/jill_bolte_taylor_s_powerful_stroke_of_insight?language=ja

 

 - 潜在意識