心的外傷後ストレス障害と脳萎縮の関連について(東北大学研究)

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      2017/08/14

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hanami7心的外傷後ストレス障害といえば、最近の人にとって大きなトラウマになりそうなのは『東日本大震災』だよね。

 

asako3あの時の津波や火事の映像が今でも頭にちらつく人は、被災者以外にも多いね。

多くの人のトラウマとなったと思われる東日本大震災前後に渡って東北大学が研究をした結果、あることがわかったよ。

 

piyoko6え?どんな研究なの?

 

asako1東北大学加齢医学研究所では、震災前から脳画像計測を行っていたんだ。

で、震災後にもう一度脳画像計測を行って、震災前後(震災後3-4か月)を比べてみたんだよ。

 

hanami3脳にも影響が出てそうな気がするなぁ。

 

asako1うん。脳内で意思決定などに関わっている『眼窩前頭皮質』の体積が減っていることがわかったよ。

眼窩前頭皮質は恐怖の記憶の処理も行っているから、恐怖の処理を行う際にバグが出る可能性があるとの結論が出たんだ。

 

piyoko7震災後わずか3-4か月でこれってことは、今も心的外傷後ストレス障害の症状に悩まされる人もたくさんいるんだろうな…。

 

asako4同じ東北大の調査で、2014年2月時点で宮城県沿岸6市町3774人を調査したところ、5%にPTSDの疑いがあるとわかったんだ。

全国調査よりもはるかに高いこの数値に、地域外の人間にはわからない復興の大変さ、日々の生活を送ることさえままならない状況があるんだなと感じざるを得ないよね。

 

参考:東北大学加齢医学研究所加齢医学研究拠点ニュース

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