不安対策サプリ成分6-ノニ

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      2015/11/03

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220熱帯、亜熱帯に自生している果物で、『ノニ』というのはハワイでの名称です。

沖縄ではヤエヤマアオキと呼ばれています。

白にゴツゴツとした果実が特徴で、年間に数回実をつける生命力の強さが注目されています。

オーストラリアでは『Cheese Fruits』との名称がありますが、これはチーズのような発酵臭があるため。

味はあまり万人受けしないタイプで、バラエティ番組の罰ゲームに使われることも。

 

不安とノニ(モリンダシトリフォリア)

2012年にタイの獣医学ジャーナルに掲載されたノニと不安に関しての論文があります。

これはオスのラットにノニジュースもしくは水(1ml/日)を15日間与え続けて、その後高架式十字迷路法で不安を確認した実験結果です。

 

koukashiki画像出典:https://www.flickr.com/photos/builttospec/6144645583より、一部改変

利用するのはこの十字架型の迷路で、縦のラインには壁がありませんが横のラインには壁があります

人間が綱渡りをするときを考えてみるとわかりやすいですが、壁がない方を歩くときの方が緊張しますし、不安になりますよね。

というわけで、ラットにこの迷路を歩かせて『壁のない部分にどれだけの時間いたか、何回壁のない場所に出て来たか』で不安を判断するのが高架式十字迷路法です。

壁のない部分にたくさん出て来たり長時間いたりすれば、それはラットに不安が少ないということです。

201結果として、ノニジュースを飲んだラットはそうでないラットよりも多くの時間壁のない方の迷路にいることができました

同研究では、扁桃体や海馬におけるノルアドレナリン作動性やセロトニン作動性も研究し、ノニ果汁に含まれる成分に脳に働きかけ、ラットの不安を抑える作用があったことを明らかにしました。

Kalandakanond-Thongsong, Sarinee; Charoenphandhu, Jantarima. (2012). Thai Journal of Veterinary Medicine;Sep2012, Vol. 42 Issue 3, p275

 

ノニ(モリンダシトリフォリア)と健康

jamu画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/

ノニの健康サポート力については、さまざまな研究が進められています。

モリンダシトリフォリア葉抽出物はラットにおいてⅡ型糖尿病の血糖値改善効果を見せるなど、生活習慣関連からも注目されているようです(小山潤三 (2003). モリンダシトリフォリア葉抽出物のⅡ型糖尿病の血糖値改善効果 日本未病システム学会雑誌pp.42-44)

また、ノニは南国の果実ですがインドネシアの伝統的な医療である『ジャムウ』でもよく使われています。

バリ島などに行くと『Jamu』という表記で、ご主人に悩みを話すとそれに合った伝統薬の調合をしてもらえる場所もあります。

ヒトへの影響はまだわからない部分もありますが、基礎研究レベルであればガンに対する作用なども研究されています(国立がん研究所による予備研究への助成あり)

 

ノニ(モリンダシトリフォリア)への評価

★★★☆☆

総合的な健康サポート力で注目されることの多いノニですが、人間を対象とした実験があまりないのがちょっと残念。また、腎臓病・肝臓病の方が飲めないという点も低評価。

でも不安対策を始めとして健康サポートへの期待値は高いなと感じたので、星3つにしました。

安全性については、欧州委員会への提出はありましたが日本での安全性試験については記載がありませんでした。

 

不安対策におススメの量

25-50ml/日

 

上限量

報告なし

 

注意点

腎臓病患者は摂取しないこと(カリウムを含むため)

ノニジュースによる肝障害報告があるため(国内では2例)、肝臓病患者は摂取を避けること

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