音楽が手術後の痛みや不安を軽減する可能性(英研究)

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      2016/11/24

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音楽を聴くと心がわくわくしたり、落ち着いたり、時には同調して泣いてしまったりすることもありますよね。

私も音楽が大好きですが、そんな音楽が持つ医学的な力に注目が集まっています。

Medical News Todayより、音楽と術後の痛みや不安の軽減に関する研究結果を紹介します。

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7000人の患者を対象に研究

イギリス・ブルネル大学のミーズ博士らは7000人の患者を対象にして72に及ぶランダム化比較試験を行いました。

手術前、手術中、手術後に音楽を聴かせ、術後の回復にどんな影響があるのかを調べたのです。

具体的には入院の長さに違いはあるのか、術後の不安は改善するのかなどです。

 

不安軽減、疼痛緩和に役立つ

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結果的に、音楽を聴いた患者と聴かなかった患者を比べた場合に音楽を聴いた患者の方が鎮痛薬を必要とする可能性が低いことがわかりました。

また、手術後の患者の全体的な満足度も高めてくれますし、全身麻酔下でも一定の効果が見られました。

ただし、入院期間に違いはなかったとのこと。

 

医師や看護師の集中力を妨げる可能性も

今回は好きな音楽を聴いた患者への影響を見ましたが、手術中にダンスミュージックなどが流れていると、医師や看護師の集中力に影響を及ぼす可能性があります。

題名:Music may reduce pain, anxiety after surgery
URL:http://www.medicalnewstoday.com/articles/298069.php
出典:Medical News Today/Honor Whiteman

 

世界と日本の音楽療法

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古くは旧約聖書にも音楽でうつ病を治したとの話があるくらい、音楽は体や心の痛みの緩和に適していると言われています。

特に、第二次世界大戦下のアメリカの野戦病院では、傷病兵の治癒を早めるために音楽を使ったことがわかっています。

現在の日本では高齢者ケアや引きこもりの子どもたち、発達障害者に向けた音楽療法が行われており、音楽療法士(MX)という資格もあります。

福祉施設などに通っている方は、一度施設に音楽療法を行っているか問い合わせてみてもよいかもしれません。

 

負の感情の調整にも役立つ!

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音楽療法というほど本格的でなくとも、音楽を使って自分の心を落ち着ける方法はあります。

ベルリン自由大学が722人を対象にして行った研究によれば、悲しい曲を聞くと負の感情の調整ができることがわかりました。

落ち込んだ時こそ、ちょっと悲しいメロディ・歌詞の曲を聞いてみるのがおすすめです。

 

人が心地よいと感じる1/fゆらぎ

人間の体や脈拍などのリズムでもある『1/fゆらぎ』。

これを聞くのは、お母さんのおなかの中で過ごしたときのような安心感をもたらしてくれます。

一説では魂と共鳴できるリズムとも言われているので、特に音楽は好きじゃないなーという方は、以下のような自然音を流しておくのもよいかと。

私も、ライティング作業中やブログを書くとき、漫画を読むときなどに聞いています。

 - メンタル関係の研究結果