概日リズム睡眠障害のチェック・治し方

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2017/07/17

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不安障害・気分障害の方もそうでない方も、睡眠に関して悩みがある方は多いのではないでしょうか?

今回は眠りのリズムが体に与える影響についての報告がScience Dailyにあったので紹介したいと思います。

例によって中略あり、わかりやすくするために意訳も用いています。

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概日リズムと睡眠障害

まず、本文を紹介する前に簡単に用語の説明をしますね。

概日(がいじつ)リズムというのは、いわゆる『体内時計』のことで、人間の概日リズムは24.18時間程度、朝の光を浴びることでリセットされるようになっています。

概日リズムが乱れることによって起きるのが概日リズム睡眠障害、この障害ではしばしばうつも併発します。

もう1つ出てくる用語が『回復性睡眠』。用語としては『非回復性睡眠』として使われることが多いです。

非回復性睡眠とは、寝ても寝ても疲れが取れない状態

起きた時にも疲れがまったくとれないときは、回復性睡眠がとれていない、あるいは非回復性睡眠の割合が多いということです。

では、研究の内容を見てみましょう♪

 

睡眠研究と概日リズム

闇の中の布団
ワシントン大学統合生理学・神経科学学科助教授のKaratsoreos氏を始めとしたチームメンバーは、“睡眠システムの研究は現代においては重要な意味を持っている”と述べています。

そして、こうも述べているのです。

“現代社会において、体内時計の乱れはいたるところにみられる。夜間照明、交代勤務、時差ボケ、携帯電話やタブレットから放出されるブルーライトもその原因だ”と。

 

24時間のリズムから20時間へ

ねずみ
研究では体内時計が人間と同じように24時間になっているマウスを利用し、1日20時間の体内時計になるように短くしました。

明暗サイクルと体内時計を強制的にずらしておきます。

ただし、睡眠量については20時間のマウスでも24時間のマウスでも同じです。

4週間後、伝染なしに病気を発症させるバクテリアから発見されたリポ多糖という分子をマウスに注入して観察を行います。

 

マウスの免疫力が弱る

実験の結果、概日リズムを変えた動物はいくつかのケースでは免疫応答が鈍り、いくつかのケースでは過活動となりました(筆者注:免疫応答は過活動でも問題があります)。

概日リズムを変更することは病気への抵抗力を減らし、病気にかかりやすい状態にすると示唆されます。

20時間の概日リズムを持ったマウスは頻繁に中途覚醒するようになり、回復性睡眠に関する脳の電気活動が低下しました。

Karatsoreos氏は概日システムの乱れが生物の健康に深刻な影響を与える可能性も指摘しています。

題名:Timing of sleep just as important as quantity
URL:http://www.sciencedaily.com/releases/2015/09/150901113425.htm
出典:Washington State University/Science Daily

 

概日リズムの乱れを正すには

概日リズムが乱れているのは危険!とわかったところで、まずはチェックしてみてください。

田辺製薬-概日リズム睡眠障害チェック

そして、概日リズムの乱れを治す・正す方法についても見ていきたいと思います。

 

スマホ・PC・タブレットの使い方を見直そう!

スマホ
まず、最近の治療法として多いのは『スマホやPCの使い方を見直す』ということ。

夜になってもブルーライトを浴びていると疲れが取れにくくなるのは当然です。

夜は間接照明を取り入れて、あまり頭を使わない作業をする・とりあえずリラックスして目を閉じるなどがおススメ。

自律訓練法とか瞑想に時間を使ったり、どうせ寝れないならセドナメソッドとかもいいかもですね♪

 

光治療も効果的

山々と雲、太陽
当サイトでも1度だけ紹介したことがあるんですが、光療法というものがあります。

朝に強い光を浴びることで強制的に概日リズムを治してしまおうという方法ですね。

10月3日追記:光目覚ましのランキングを公開しました↓

光目覚まし時計比較大特集

 

 

必要に応じて薬なども使用

夜の町
概日リズム睡眠障害がひどい状態だったりほかの病気の併発が見られる場合は、睡眠薬で対処することもあります。

睡眠薬は合う・合わないがけっこう出やすいと個人的に感じますので、医師と相談しつつ慎重に進めて行ければベストですね。

 - 眠りの問題