より少ない心理的制御の元で育った子どもは幸せということが判明(英研究)

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2016/11/22

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あなたは子ども時代どんな両親のもとで育ちましたか?

我が家は機能不全家庭に片足を突っ込んでいたので、『より少ない制御』とは無縁でした^^;

このたび、『暖かく、より少ない制御の元で育った子供は幸せ』ということが研究によって発表されたので紹介します。

Medical News Todayより。

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5000人以上の子供時代を調査!

ポジティブ心理学ジャーナルに掲載されたイギリス・UCLの生涯学習研究は、子どものころの環境を元にした、成人期における精神的健康の予測因子を発見しました。

研究者たちは、調査目的のための母集団である13-64歳の5362人のイギリス国民を評価しました。

この集団は医学研究審議会、国立衛生調査開発に属している人々でもあります。

追跡調査は1946年3月の研究誕生から長きにわたって行われました。

完全なデータは13-15歳の参加者では3699人分が集まり、60-64歳では2000人にまで減ります。

また、研究参加者のうち2800人は現在も追跡調査中となっています。

調査では25項目のアンケート、ケアの概念を測定しました。

 

具体的な設問内容は?

親の関わり方と幸せ
“私の問題を理解しようとし、心配してくれた”といった設問への同意は親との絆を評価するのに使われました。

一方で“私のやることなすことをコントロールしようとしていた”といったフレーズは、心理的なコントロール具合を評価するための設問です。

行動のコントロールの測定には、“私が望むたびに外に連れて行ってくれた”といった文が使われました。

 

子供時代を思い出してみよう

大人の参加者は、彼らが16歳になるまでに彼らの親がどんな態度や行動をとっていたかを思い出して、遡及的にアンケートに答えていきました。

研究は、親の分離や子供時代の社会階級、妊産婦のメンタルヘルスや参加者の個人的な性格などの交絡因子に対して照査されました。

(筆者注:交絡因子とは、調べようとする因子(今回は親の精神的な関わり方)以外の因子を指す言葉です)

小児期に両親による心理的な制御を受けた個人は、成人期になってから精神的に不健康になりやすいことがわかりました。

 

子供の独立を邪魔する行動

子どもの独立と人生を邪魔する子育て
子どもの独立性を制御し、子ども自身が行動の規制までできなくさせる心理的な制御の例をいくつか挙げてみます。

・子どもの意思決定を許可しない

・子どもに『自分なりの方法』を持たせない

・プライバシーを侵害し、依存状態を作る

ほかの研究から、もしも子どもが安全な愛着状態を両親と共有できれば、大人になっても安全な愛着関係を築きやすいこともわかっています。

 

社会的な助けも必要

親に協力する社会の政策
最後に、今回の研究が行われたUCLの講師であるMai Stafford医師が以下のように述べています。

“両親は私たちに世界を広げるための安定した基盤を与えてくれる存在であり、温かさや両親からの反応は社会的・情緒的発達の促進に役立つことが示されている。

その一方で、心理的なコントロールは子どもの独立性を阻害し、子供自身にも行動を規制させる

両親が持つ経済的・心理的なプレッシャーを減らす政策は、親子の関係性をよくする助けになる。

ワークライフバランスの推進は子どもとの関係を育成するための時間を必要とする親にとっては非常に重要だ。”

題名:Children of warmer, less controlling parents ‘grow up to be happier’
URL:http://www.medicalnewstoday.com/articles/298898.php
出典:Medical News Today/Jonathan Vernon

 

まとめ

子どもを虐待してしまわないために
・子供に心理的なコントロールをすると、大人になってから精神的に不健康になりやすい

・子供の意志を尊重しない、プライバシーの侵害などがそれに当たる

・両親に子どもと向き合う時間を与えるための社会的施策も必要

 

私の実感では、やはり過度なコントロールは自分の意思決定への自信をなくすもとになったような気がします。

同じように親からの制御(コントロール)を受けていた!こんな風に感じることが多かった(よい点も悪い点も)といったことを教えてくれれば幸いです^^

Twitterでもコメント欄でもメール(お問い合わせ)でもよいので、同じようなコントロール家庭に育った方の意見を聞いてみたいなと感じました。

 - メンタル関係の研究結果