産後うつを知ろう!症状、治療、薬、赤ちゃんへの影響は?

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2016/12/08

この記事を読むのにかかる時間: 1450

不安や憂鬱な気分を伴う産後うつ。一般的には女性のみの病気と思われがちですが、男性にも産後うつはあります。

産後うつの症状、原因、チェック方法、治療やちょっとした疑問を会話形式でお届けします。

スポンサーリンク


産後うつの症状と原因

産後うつ,症状,原因

はなみ
うつ病の中でも最近結構話題になるのが産後うつだよね。
一般的なうつ病みたいに気分が落ち込んだりするの?

あさこ
それももちろんあるけど、悩みの中心はやっぱり子育てだよ。
子どもへの愛情が感じられなかったり、そんな自分に落ち込んだり、あらゆることに神経質になっちゃうんだ。
ぴよこ
うつ病によくある体の症状も産後うつにあるの?
あさこ
うん。頭痛や体が重いといった症状が出るよ。
はなみ
やっぱり産後は生活がガラッと変わるからストレスになってうつ病に…ってことなの?
あさこ
産後うつの主な原因は赤ちゃんがいるという新しいスタイルへの変化、そして体内のホルモンの変化だよ。
急なホルモンの変化に体も心もついていけなくて、産後うつになってしまうお母さんも多いんだ。

出産3日後-3ヶ月くらい、それからうつ病と同じようにまじめ・神経質なタイプは特に注意が必要だよ。

 

男性でも産後うつになる?

男性,ベビーブルー,産後うつ,マタニティブルー,男

ぴよこ
女性の産後うつって想像しやすいけど、男性の産後うつってあんまり想像できないね。

はなみ
男性は出産するわけじゃないからねぇ。
あさこ
産後うつとは言わないけど、男性でも奥さんの産後にうつ状態になる人がいるよ。
今のところの一般的な名称は『ベビーブルー』って言って、父親のうち10人に1人は体験すると言われているんだ。

ちなみに女性の産後うつの発症率・割合は全国調査では13%、調査によってばらつきがあって、場合によっては20%(5人に1人)との結果も。

 

産後うつの赤ちゃんへの影響は?

産後うつ,赤ちゃん,子供,影響

ぴよこ
産後うつで気になることと言えば赤ちゃんへの影響だよね。
お母さんやお父さんが不安定だと赤ちゃんにもそれは伝わるの?

あさこ
胎児のうちからお母さんの感情によって情緒の発達が変わるって実験結果もあるよ。
もちろん生まれてからはお父さんとお母さんの関係にも敏感だしね。
はなみ
でも、やっぱり人間だからイライラもするし喧嘩もするよね?
始終楽しく子育てとか旦那さんと会話が出来ればそれはいいけどさー…。
あさこ
もちろん、一時的なものであれば正常の範囲内だよ。
どれくらいの時間で、どれくらいの程度で赤ちゃんに影響が出るかに答えはないから、出来るだけ争わず、平穏な気持ちで過ごせるのがいいよっていうのが最良のゴールかなと思う。

そのためにも、産後うつの兆候が出たら早めの治療をおススメするよ。

 

産後うつのチェックはこちら→きずなメール・プロジェクト/エジンバラ産後うつ質問票

 

産後うつの治療と治療期間

産後うつ,治療,期間,薬,授乳,影響

はなみ
産後うつの治療もやっぱり抗うつ薬でっていうのが一般的なの?

あさこ
まず、産後うつは実は3-6か月、遅くとも1年くらいでホルモン的には落ち着いてくると言われてるんだよね。
そのころには赤ちゃんのいる生活にも慣れてくるし、ホルモンも落ち着いてきて治療が必要なくなるケースもあるんだ。

もちろん、それまで辛ければSSRIなどを利用しながらの治療が行われるよ。

ぴよこ
一般的にうつ病には必要な休養は難しいんじゃないの?
あさこ
確かに、赤ちゃんにはお母さんが必要な時期があるからね。
でもそのなかで旦那さんや家族に協力を求めながら治療出来たら1番ではあるよね。
はなみ
そういえば、SSRIとかの薬を飲んでて授乳はOKなの?
あさこ
SSRIは日本の薬の説明書を参考にすると、授乳禁止か投与禁止ってなっているものが多いんだよね。
ただ、これはあくまで『少しでも薬が母乳に出たら授乳は避ける』という基準なんだ。

世界的な分類では母乳に出る薬の量が赤ちゃんの体重の1割くらいなら問題はないと言われているよ。
だから基本的には授乳中でもOK。むしろ過度に心配して薬を避ける方が体によくないよ。

それでも心配って場合はお医者さんに薬以外の治療法を聞いてみたりするのもいいと思うな。

 

産後うつに効く漢方薬が知りたい!

産後うつ,漢方,漢方薬,治療

ぴよこ
そういえば薬での治療といえば漢方薬もあるよね!
産後うつに効く漢方薬もあるんじゃ…?

あさこ
東洋医学的には産後うつは気と血の不足が原因って言われてるよ。
そこを漢方薬で補うのが漢方的な産後うつの治療の1つだね。
はなみ
具体的に使う漢方は?
あさこ
柴胡や厚朴を使った漢方薬が多いよ。
ただ、西洋医療の薬よりも実感にやや時間がかかるってところは注意が必要。

 

産後うつでの入院とその期間は?

産後うつ,入院,期間,子供,一緒

はなみ
産後うつでもひどくなるとやっぱり入院が必要だよね。
でもそのとき子どもは一体どこに預ければいいの?

あさこ
最近では子どもと一緒に入院できる施設もあるけど、都市圏が中心になるのは確かだよ。
それに患者の考えはどうあれ、一時的に子どもと離れた方がいい場合もあるからお医者さんの指示を仰ぎつつ決めていくのがいいと思う。
ぴよこ
でも子どもと離れた方が余計に不安になりそうなんだけど…。
あさこ
その不安との付き合い方を学びつつ休養して回復するための入院だから、最初はつらくても回復に役立つこともあるよ。
実際入院方法はかなりケースバイケースだし、入院期間も個人差が大きいみたいだね。

あさこが聞いた話ではうつ病とかの既往歴があると入院期間も長くなりがちだったよ。

 

産後うつで離婚したい…

産後うつ,離婚,後悔

はなみ
はなみの周囲でもこの話、意外とある…。
結婚式では幸せそうだったのに産後うつになって旦那さんとも気まずくなってそのうち離婚を考えだして…っていう。

あさこ
最近では産後クライシス(産後2年以内に夫婦の愛情が冷え込む)って言葉もあるくらいだしね。

女性は産む前から母親になれるけど男性はなかなか実感がわかなくて、子育てに対する姿勢で男女差が出やすいって話もあったり。
そこに産後うつが重なると、パートナーの言動や行動で受けるダメージが大きくなって最後は離婚…て流れもあり得る話だなぁと思うよ。

ぴよこ
出産をきっかけにしてライフスタイルの変化への対応力とか相手への気遣いとか…いろんなものが試されるよね…。
あさこ
もちろん個人個人の事情があるのは承知だけど、うつ病の時には大きな決断をしない方がいいとあさこは思うな。
今は許せないことも、産後うつの治療をしてホルモン状態が落ち着いたり認知療法で考え方を変えていくうちに小さなことに見えてくるかもしれないよ。

そうなったときに離婚しているともう一度やり直すのが難しいケースも多いし、離婚したくなったら入院や別居で一時的にパートナーと離れてみた方がいいかなって。

 

産後うつへの対応は?

産後うつ,対応,夫,注意

はなみ
パートナーが産後うつになったときの対応はどうすればいいの?

あさこ
とりあえず、出産からしばらくはどうしても母親に子育ての負担がかかってしまうよね。
だから奥さんが産後うつの場合は家事負担を軽くしたり、子育てを手伝ったりっていう実際的なところから始めたらいいと思うよ。
ぴよこ
もしもぴよこが産後うつになったら、やっぱりメンタル的なケアも期待しちゃうなー。
その辺はどうなの?
あさこ
これは男性がベビーブルーになった場合にも言えることなんだけど、『自己肯定感』を感じさせてあげることが大事だよ。
特に初めての子の場合は何もかもが手さぐりで、お母さんもお父さんも『うまくやらなきゃ』って責任を感じやすいみたい。

それがプレッシャーになってしまうときには、パートナーから『ありがとう』『助かった』『きっとうまくやれるよ』って言葉が有効な時もあるはず!

はなみ
パートナーの優しさで産後うつが解消!ってこともあるの?
あさこ
うつ病というより一時的なうつ状態ならあり得ると思うよ。
ただし長引いてくるとパートナーの負担も大きくなるから、精神科や心療内科での受診がおススメ。

 

産後うつを予防しよう!

産後うつ,予防,方法

はなみ
いつかははなみやぴよこも母になる日が来るかもしれないし、産後うつを予防する方法も知りたいな。

あさこ
まずは第一に『産後うつ』っていうものがあって、それは悪いことでも何でもなくて、ホルモンはみんな変化するし、赤ちゃんを可愛がれない母親ももちろんいるって知ることが大事だよ。
自分だけじゃないんだ、解決法はあるんだって気づくだけでも少しは気が楽になるしね。
ぴよこ
その他に妊娠中に出来ることってあるの?
あさこ
自分が完璧主義すぎる、神経質でデメリットを感じることが多いなら認知の歪みを早いうちに改善するのがいいと思うよ。
10の認知の歪みもチェックしてみてね。

あとは、どちらかが産後うつになるかもしれないという前提で対処法を考えたり、お互いのサポートをしっかり話し合っておくこと。
そうすることで男性も子ども・子育てについての情報が手に入るしイメージもつきやすくなるよ。

 

hanaminangoku以前投稿した産後うつの記事を6倍くらいにして情報を詰め込んでみましたw

参考になれば幸いです!

 

参考サイト

産後にうつ病が多いは誤解|北村メンタルヘルス研究所

 - 不安障害・気分障害