心臓神経症の症状と漢方薬治療、自律神経系との関係、仕組み

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      2017/07/17

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ストレスを受けた時やちょっとしたときに、心臓の辺りがチクチク痛むことはありませんか?

私はうつ病になってからしばらく、心臓のチクチクした痛みに悩まされました。

現在でもたまに痛むことがあるのですが、心臓の機能に特に悪いところはありません。

今回は心臓が悪くなくても痛みが生じる、心臓神経症という病気について紹介していきます。

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心臓神経症ってどんな病気?

心臓神経症は、簡単に言うと『心臓に異常があるように感じる病気』です。

大事なポイントは実は心臓には異常がなく、本人の感覚で痛みやつらさを感じることです。

症状には動悸や圧迫感、息切れ、めまいなどがあり、人によっては失神することも。

ですが、心臓の働きには異常がないのが心臓神経症ならではの特徴です。

心臓神経症は心臓の病気ではなく、心の病気の一種である身体表現性障害に分類されます。

 

心臓神経症の原因はストレス?

単純な外的ストレスに加えて、本人の感覚の中で『心臓』が意味するものが重要です。

例えば身内に心臓疾患で急死した人がいて、その時のことをよく覚えているという場合。

ちょっとのことでも死んでしまうのではないか、家系的に自分も心臓疾患にかかりやすいのではないかといった不安が大きくなります。

すると、外的なストレスがかかったときに心臓が痛むことに対して、病的なほど不安になってしまうのです。

ストレスで心臓が痛むというよりは、不安になりやすい体質にストレスがかかった場合に起きやすいということです。

症状が心臓に出るか心に出るかの違いだけで、方向性は不安障害と一緒です。

 

心臓神経症と自律神経失調症

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心臓神経症が起きる仕組みには自律神経系がかかわっています。

自律神経のうち交感神経は心筋をキュッと締め、心拍数を増やします。

副交感神経は心筋を緩め、心拍数をゆっくりにします。

リラックスしているときは心拍がゆっくりで、興奮しているときは心拍が早いことを考えるとわかりやすいです。

この自律神経系のバランスが取れなくなると、当然心筋と心拍数も良いバランスを保てなくなるので、異常を感じます。

心臓以外にも不定愁訴などの症状が出ている場合は、心臓神経症ではなく自律神経失調症の可能性もあります。

自律神経失調症がしっかりわかるお話-症状、治療、薬など-

 

心臓神経症の検査・治療・治療薬

心臓神経症では心臓の検査もしっかり行われます。

というのもパッと見ただけで心臓神経症か心臓の病気かはわからないからです。

そのため検査は心臓の異常を調べる心電図などの検査と、心理検査の2種類に大別されます。

治療は認知行動療法や抗不安薬を使った治療が一般的。

内科でも心臓神経症を診てくれるところが多いですが、治療が長引いた場合は心療内科への移動もあります。

 

心臓神経症への漢方治療

 - 心の病気・ストレスと関係する病気