舌痛症ってどんな病気?舌のピリピリが続く方は要注意!

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舌のしびれや舌のピリピリ感が特徴の病気、舌痛症(ぜっつうしょう)

睡眠不足などとの関係もある病気なので、今回当サイトでもどんな病気なのか、治療法は?というところを紹介するに至りました。

ではさっそく、舌痛症についてみていきましょう!

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舌痛症とは?症状は?

舌痛症とは口の中に痛みを感じる病気で、痛み以外の症状がないのが特徴です。

臨床的には『口腔内灼熱症候群』という病気と一緒なのですが、舌痛症という呼び方の方が一般的に使用される傾向にあります。

1日2時間以上、3ヶ月以上症状が続いており、ほかの病気による影響(例えば舌にけがをしたなど)ではないことが診断の条件です。

発症頻度は人口の0.7-3%程度と言われています。

 

舌痛症の症状

・口内にひりひり、ピリピリ、カーッとした痛みを感じる

・痛みの程度は人によっては仕事・学校に行けないほど

・食事の間はどちらかといえば症状が軽い

・1日の中でも午前中はどちらかといえば症状が軽い

 

舌痛症の原因は?

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舌痛症の原因は正確にはわかっていませんが、いくつか舌痛症にかかわっている原因はわかっています。

舌痛症にかかわる代表的な原因は以下です。

 

内分泌機能異常

舌痛症にかかりやすい年代、性別の代表が更年期の女性です。

人口全体での発症率は0.7-3%ですが、更年期女性においては12-18%と非常に発症率が高いです。

そのことから、閉経に伴って大きく変化する性ホルモンと内分泌機能異常が舌痛症に関わっているのではないかと言われています。

 

神経系の異常

痛みは一種の信号で、痛みを感じる神経系の異常があると、必要のないところで痛みを感じたり本来痛みが起きるべきところで痛みを感じられなかったりします。

舌痛症もそのような神経系の異常である可能性が指摘されています。

 

ストレスや睡眠不足

内分泌機能の異常や神経系の異常と深くかかわっているものの1つがストレスや睡眠不足など。

舌痛症そのものがストレス性の病気というわけではありませんが、ストレスで神経系の回路が正しく働きにくくなったりはします。

また、ストレスや不安によって痛みをより大きく感じやすいというデメリットも。

このことから、ストレス・睡眠不足も広義の意味では舌痛症に関わる原因と言えるでしょう。

 

二次性舌痛症の可能性

上で紹介した診断において『ほかの病気の可能性が排除された』舌痛症は正確には一次性舌痛症と呼ばれます。

一方で二次性舌痛症と言うのは、もともと病気があって、その病気によって舌痛症が起きている状態です。

原因となる病気には以下のようなものがあります。

・貧血

・糖尿病

・口腔乾燥

・口腔カンジダ

 

舌痛症かも?病院は何科を受診?

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舌痛症かな…?と思っても、口腔関連の病気が関連していたり、歯科で使った薬剤のアレルギーといった可能性もあります。

まずは口腔歯科、口腔外科など口の中に関する総合的な診療科を受診するのがおすすめです。

また、大学病院などでは『口腔診断科』という診療科を持っている場合も。

口腔診断科は問診や検査を通してどんな病気かを診断、連携している院内の診療科と提携して患者さんを適切な診療科で治療を受けられるように手伝ってくれます。

もしもお住いの地域の大学病院に口腔診断科があれば受診するのがよいでしょう。

 

舌痛症の治療

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舌痛症は原因がはっきりしていないので、原因にアプローチするような治療は不可能です。

そこで、痛みを少しでも抑えながら生活の質をできるだけもとに戻すような治療が用いられます。

主な方法は薬物療法(漢方も含む)、精神療法です。

精神療法はマインドフルネス療法を中心とした認知行動療法となります。

科学的に有用性が証明されているのは認知行動療法のみですが、一般的には薬物療法もよく用いられます。

 

舌痛症の治療に使われる薬

舌痛症の治療に使われる薬の代表が抗うつ薬。

抗うつ薬は名前からうつ病など気分の落ち込みを改善する薬のように思われがちですが、働きはそれだけではありません。

神経系の回路を整える働きがあるため、抗うつ薬が処方されます。

そのほかに抗けいれん薬、抗胃潰瘍剤を処方するお医者さんもいます。

 

 

薬の副作用は?

抗うつ剤の副作用には便秘、眠気、頭痛、胃の痛みなどがあります。

副作用の出方は薬によっても、そして個人によってもかなり大きな違いが出るので、何度か薬を変えることになる方も少なくはありません。

抗けいれん薬の場合は眠気やふらつきなどが代表的な副作用です。

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舌痛症に使われる漢方薬は?

やっぱり抗うつ薬にはちょっと抵抗がある、副作用がひどくて飲み続けるのが難しいという場合には漢方薬を使った治療も。

もちろん抗うつ薬と漢方薬の併用や、それに認知行動療法を組み合わせるなども可能です。

加味逍遥散、柴朴湯、竜胆瀉肝湯、麦門冬湯、小柴胡湯、補中益気湯などが処方されることが多め。

漢方は体質によって処方される薬が異なるので、詳しくは漢方医の診断が必要です。

 

舌痛症の人が生活で気を付けること

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舌痛症の痛みを和らげるため必要なことの1つが生活改善。

もともとの体質やメンタルとも生活習慣は大きくかかわっています。

まず重要なものが『食事のバランス』

メンタル面を整える食事についても何度か書きましたが、一番大事なのはバランスです。

どの食べ物を摂取すればいいというよりも、全体を考えて食べるのがベストな食べ方。

特にビタミン・ミネラルは不足しがちなので意識的に摂取する必要があります。

舌痛症の患者さんの場合は、鉄分が不足している方も多いようです。

 

次に睡眠不足や睡眠の質が悪いという自覚がある方は、睡眠問題の改善に取り組むのも1つの方法。
まずは自分の眠りのクセを知るところからスタートです。

寝つきが悪いタイプなのか、昼夜逆転しているのか、寝起きが悪いタイプなのか、睡眠時間は足りているのに質が悪いタイプなのか…睡眠日誌をつけて問題を把握するのものおすすめです。

寝つきや睡眠の問題については当サイトでも何度か紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。

 

寝たいのに寝れない時の対処法4選-シーン別・原因別-

 

hanaminangoku最初に舌痛症のことを知った時には『なぜ舌の病気に抗うつ薬が…?』と思ってびっくりして、いろいろ調べ始めたのが今回の記事作成のきっかけでした^^;

舌の痛みやピリピリ感はそれ自体が更なるストレスにもなるので早めに病院受診を考えてみてくださいね!

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