ストレス性の吐き気の仕組み、治し方や薬、考えられる病気まとめ

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      2016/11/22

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誰もが一度は感じたことがあるであろう『吐き気』。

風邪によるものや胃腸炎によるものなどがありますが、今回はストレスと吐き気の関係性をじっくり暴いてみたいと思います!

筆者も小学生のころはストレスからの吐き気に悩まされました:;


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吐き気が起きる仕組み

ストレス性かどうかにかかわらず、吐き気が起きる仕組みには『嘔吐中枢』というものがかかわってきます。

なんらかの出来事で脳にある嘔吐中枢という部分が刺激されることにより、吐き気が生まれます。

それから横隔膜や脊椎の神経に情報が伝えられ、場合によっては嘔吐します。

 

嘔吐中枢が刺激される4つの経路

嘔吐中枢が刺激される理由は4つあります。

それぞれを精神的な原因、ストレスとかかわって説明してみます。

 

消化器からの刺激

肝臓や胃などからの刺激が迷走神経を刺激、吐き気や嘔吐に。

ストレスによって胃や腸が荒れている場合はこのルートになることも。

 

内耳からの刺激

内耳からの刺激によって嘔吐が引き起こされるケースがあります。

内耳に問題を抱えているということは平衡感覚が失われたりめまいがしたりといった症状にもつながります。

メニエール病など、回転性(ぐるぐるする)のめまいを伴う病気もストレスが原因の1つです。

消化器から嘔吐中枢へ、胃痛と吐き気

大脳皮質の興奮

これは、大脳皮質からの精神的な刺激とも言われます。

例えば不安感や嫌悪感が強い場合には、嘔吐中枢が刺激されてしまいます。

ストレスとはかなり関わり合いの深い部分といえるでしょう。

 

吐き気とストレスから考えられる病気

吐き気から考えられる体の病気のうち、ストレスと関わりのあるものとその特徴をいくつか紹介します。

 

急性・慢性胃炎

吐き気だけではなく実際の嘔吐、胃の激しい痛みを伴います。

慢性胃炎の場合には胃の粘膜が弱っており、空腹時にも痛みが出ることがあります。

ストレスが原因で急性・慢性胃炎になるケースも少なくはありません。

 

逆流性食道炎

胃の内容物が食道に逆流することで胸焼け、吐き気といった症状が出る病気です。

ストレスによって、食道の粘膜が逆流した胃液に反応しやすくなってしまいます。

片頭痛と吐き気、セロトニンの関係

片頭痛

片頭痛は心臓の音に合わせてドクンドクンと痛みが感じられる頭痛で、頭の片側もしくは両側に痛みを感じます。

どちらかといえば鋭い痛みが特徴です。

ストレスによって脳内でセロトニンが過剰に放出され、もともと脳内にあったセロトニンは減ってしまいます。

それをきっかけに血管が拡張することで片頭痛が起きると考えられています。

 

メニエール病

内耳からの刺激によって吐き気が生まれる仕組みを持っています。

メニエール病は30-50代に多く、働き盛りこそ注意したい病気です。

回転性のめまい、耳の圧迫感などが代表的な症状です。

ストレスや疲労、環境の変化によって内耳のリンパが水膨れ状態になるのが原因とされています。

 

子どものストレスと吐き気

検査しても異常が見つからない子供の嘔吐、吐き気、腹痛はストレスからくる『自家中毒』の可能性が高いです。

ストレスによって体の代謝状態に異常をきたし、突然吐いてしまったりします。

吐いてしまった時は電解質が入ったスポーツドリンクや経口補水液などを飲ませて脱水を防ぎましょう。

また、『吐いても大丈夫』といったような言葉で安心させてあげることも重要です。

何度も繰り返したり症状がひどいようなら小児科もしくは児童精神科へ行ってください。

 

ストレス性の吐き気かも?と感じた時の病院選び

ストレス性の吐き気で受診する病院は内科・心療内科

ストレス性の吐き気かもしれない…と思ったときの病院選びですが、基本は内科もしくは心療内科の受診をおススメします。

例外的に耳鳴りや耳の圧迫感などがひどい場合は、耳鼻咽喉科もよいでしょう。

個人の体験談ではありますが、私は精神科通院中に精神科で吐き気の相談をしたことがあるので、もう通院中という方は精神科での相談もよいかと。
また、以下の吐き気・嘔吐の症状が出ている場合は一刻も早く病院へ!↓

 

・吐しゃ物に血が混じっている

・症状が激しいため日常生活が送れない

・症状が重症化しやすい

・ほとんど毎日のように吐き気や嘔吐がある

 

ストレスによる吐き気を抑える薬はあるの?

吐き気止めというのは確かにありますし、市販の薬でも胃の不調やむかつきに対する総合胃腸薬などがあります。

自律神経のバランスで胃腸の調子が悪いなら漢方胃腸薬がおススメです。

ただし、これらはあくまでも症状を一時的に押さえてくれるものでストレス解消が根本的な改善となります。

 

ストレス性の吐き気の対処法1.ツボ

ストレスからくる吐き気でも何でも、とりあえず止められないだろうか…という方には、ツボ押しをおススメします。

吐き気に効くツボは以下の3つです。

 

内関のツボ

ストレスからくる吐き気のツボ、内関
内関は、手首の中央あたりにある2本の腱から、指の横幅3本分の場所にあるツボです。

吐き気に効くほか、イライラ解消やつわりなどにもよいツボです。

 

関衝のツボ

ストレスからくる吐き気解消のツボ、関衝
手の薬指の爪の生え際、小指側です。

薬指を親指と人差し指で挟んで爪の生え際のくぼみを探し、ゆっくり押してみましょう。

とっさの吐き気を抑えるのにもっともおススメのツボで、胃が弱い方などにもぴったりです。

 

公孫のツボ

ストレスからくる吐き気に効く公孫のツボ、対処法
足の内側、親指の根元にあり、足の表と裏の肌の色が変わる部分です。

親指で10回から20回くらいツボ押しすることで、ストレスと胃腸からくる吐き気を抑えられます。

 

ストレス性の吐き気の対処法2.注意分散法

注意分散法というのは、簡単に言えば気をそらすということ。

吐き気を感じると嘔吐するのではないか、この吐き気はいつまで続くのか…といったように、『吐き気』にとらわれてしまいます。

この状態を改善するために、足・手・顔など吐き気とは関係のない場所に注意を向けてみてください。

自然と吐き気が治まることもあります。

 

ストレス性の吐き気を治すSTEP1.自覚

ストレス性の吐き気を根本から解決するためには、まず何と言っても自覚が必要。

自分には特定の状況で吐き気を催してしまう体・心のクセがあるようだというところからスタートしましょう。

そして、その症状や周囲の環境を観察記録に残します。

どの状態で吐き気が起きるのかを見極めるのです。

 

ストレス性の吐き気を治すSTEP2.環境の改善

ストレス性の吐き気の改善方法、治す、治し方
特定の状況で吐き気が起きる場合、変えられる環境なら変えてみましょう。

特定の人といる状況でというなら、その人となるべく関わらずに過ごせないかを検討します。

特定の場所なら、その場所を避けて社会生活上問題なく過ごせないかを考えます。

 

ストレス性の吐き気を治すSTEP3.曝露反応妨害

曝露反応妨害法は強迫性障害の治療法として、以前このサイトでも紹介しました。

曝露療法と曝露反応妨害法

ここでいう曝露反応妨害とは、ストレス性の吐き気の原因となる場所で耐え抜くことです。

社会生活上どうしてもこの人に会わなければ、吐き気が起きてもここにいなければ、ということが良くあります。

そうした場合には、ストレスに慣れることで徐々に症状が治まります

吐き気が起きても落ち着いていられるように、ツボ押しや注意分散などを行うのも効果的です。

 

ストレス性の吐き気を治すSTEP4.認知の歪みの改善

STEP3まで試してみたけどなかなかストレス性の吐き気が治まらないというときは、認知の歪みが起きている状態。

自分の認知が歪んでいることを自覚して、認知の歪みを取っていく必要があります。

カウンセリングなどでもよいですし、当サイトでは自分でできる方法としてセドナメソッドなどを紹介しています。

不安解消:セドナメソッドとは

 

egaohanamiストレスと吐き気の関係性、対処法などを見てきました!今回紹介した以外にも自分なりのストレス解消法を実践するのも効果的。

いずれにしても吐き気だけに対処するのではなく、根本原因のストレスへのアプローチは必須です。

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