ストレスで耳鳴りが起きる仕組みと病気の種類、治療、予防法

記事の画像はイメージです。特定の人物を指すものではありません。

      2016/11/20

この記事を読むのにかかる時間: 516

ストレスから体に出る症状のうち、今回は耳鳴りについてまとめます。

私は今は耳鳴りがほとんどないんですが、うつ病の最も症状が重かったころは昼夜を問わずに耳鳴りに悩まされていました。

ストレス性の耳鳴りと間違いやすい病気や薬について、予防法をまとめてみますね。

スポンサーリンク

ストレスで耳鳴りが起きる仕組み

まずそもそも耳鳴りがどんなふうにして起きているかというと、耳の内耳にある蝸牛という部分が重要です。

蝸牛は聞こえてきた振動を『重要な音』『不要な音』といったように判断して脳に送ります。

なので自分に向けて話しかけられるときちんと聞こえますが、雑音はぼわーっと聞こえるのです。

ところがストレスで自律神経系が乱れると耳の血流が悪くなり、蝸牛が正しく働かなくなります。

そこで、蝸牛が正常に働いていれば無視するような小さな音(不要な音)までうっかり蝸牛が拾ってきて脳に伝えるため、耳鳴りが起きると考えられています。

 

キーンという高い音の耳鳴り

キーンという高い耳鳴りの場合に考えられる病気は自律神経失調症、老人性難聴などがあります。

ストレスとかかわらず人間は年を取ると耳の機能が衰えるので、高い音の耳鳴りがすることも多いです。

また、一時的な睡眠不足でもキーンという高い耳鳴りが聞こえやすいです。

 

ボー、ブーンという低い音の耳鳴り

ストレス,耳鳴り,ボー,ゴー,音,ブーン
ゴー、ボー、ブーンといった低い音の耳鳴りの場合は、低音障害型感音難聴の可能性があります。

若い女性に多い難聴の1つで、耳が詰まったような感じがあるのが特徴です。

 

耳鳴りとめまいが併発する場合

ストレスが原因で耳鳴りとめまいが出る病気には自律神経失調症やメニエール病があります。

特にメニエール病の場合は、平衡感覚を司っている三半規管に水が溜まることで起きるので、グルグルと周囲が回る回転性のめまいが特徴。

 

耳鳴りと立ちくらみが併発する場合

ストレス,耳鳴り,立ちくらみ,脳出血,脳梗塞
耳鳴りと一緒に立ちくらみが起きる場合は、自律神経失調症や脳疾患の可能性があります。

もしも耳鳴り、立ちくらみと同時か前後して言葉が上手に話せなかったり手足がうまく動かない、ものが二重に見えるといった症状が出たらすぐに病院に行ってください。

脳の病気で見られる耳鳴りの音はさまざまで、高音の耳鳴りからザーザーという砂嵐の音のような耳鳴りまであります。

 

ストレス性の耳鳴りの治療

ここでは脳の病気については考えず、上で紹介したメニエール病、低音障害型感音難聴、自律神経失調症で起きる耳鳴りの治療を紹介します。

まず自律神経失調症については抗不安薬や自律神経調整薬などの薬を用いた治療、自律訓練法で耳鳴りや自律神経系の症状を改善します。

自律神経失調症がしっかりわかるお話-症状、治療、薬など

メニエール病も基本的にはストレスを溜めないことが第一ですが、抗ヒスタミン薬、利尿剤(慢性期)、ビタミン剤(聴力改善のため)で治療することが多いです。

 

低音障害型感音難聴の治療も同様に利尿剤、ビタミン剤のほか、血行改善薬が用いられます。

※メニエール病や低音障害型感音難聴では耳の一部が水膨れになることが直接の原因なので、体から水を出すために利尿剤を用います。

また、いずれにしてもストレスの解消やバランスの良い食生活、睡眠の質に気を付けることなどは重要な治療法です。

 

ストレス性の耳鳴りと漢方

耳鳴りの治療に漢方でサポートするという方法もあります。

例えば耳鳴丸は手足の火照りと耳鳴りの両方が出やすい方に、真武湯は冷えやすく胃腸の弱い方で耳鳴りがしている場合におすすめです。

逆に冷えなどはなく体格もよいのにめまい、耳鳴りに悩まされているケースでは柴胡加竜骨牡蠣湯が処方されることが多いでしょう。

いずれにしても、しっかりと漢方医の下で診察を受けるのがベストな方法です。

 

ストレス性の耳鳴りを予防する食べ物

まずはセロトニンを作り出すために必要なトリプトファンとビタミンB6は必須と言えます。

1日の中に1個でもよいのでリンク先で紹介している食材やメニューを取り入れるのがおススメです。

ぴよこのセロトニン対策レシピ

トリプトファンと関係なく特にこの食材!というのであれば黒豆がよいです。

自律神経系で乱れた血流を改善してくれる効果が期待できるので、耳鳴りの症状が和らぎやすいと言われています。

 

ストレス性の耳鳴りの治し方-ストレッチ

ストレス,耳鳴り,ストレッチ,治し方,予防
ストレスで耳鳴りがひどいけれど病院に行くほどではない、という方に試してほしいのがストレッチ。

私は仕事の合間によくこのストレッチをやっていますが、耳鳴りの改善率が高いです。

特に大事なポイントは最初に力を抜いた肩に途中で力をかけないことです。

1.肩を楽にして、首を10秒かけて時計回りに動かす

2.首を10秒かけて反時計回りに動かす

3.首を左にゆっくり倒して10秒そのまま

4.首を右にゆっくり倒して10秒そのまま

5.首を上にゆっくり倒して10秒そのまま

6.首を下にゆっくり倒して10秒そのまま

 

まとめ

ストレスで耳鳴りが起きるというのはよくあることなので、基本的には大きな心配は要りません。

ただし症状が長引いていたり、ろれつが回らないといった症状が出た場合は耳鼻咽喉科もしくは内科を受診しましょう。

脳の病気でない限りはビタミン剤や利尿剤、自律神経調整薬などを使った治療が一般的。

それに加えて自律訓練法、普段からのストレス解消、食事のバランスを取ることも重要視したいポイントです。

 

egaohanami紹介したストレッチは私には本当によく効きました!

最近は調子が良くて耳鳴りがそれほど起きないのですが、一時はほぼ毎日やっているくらいでした…。

 - 気になる心・体の症状・病気