精神科の薬は何日分までもらえるの?薬の処方日数制限について

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      2016/12/08

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精神科に通っているとちょっと気になるのが通院頻度のこと。私は最初は1週間に1回、次に2週間に1回になり、現在は月に1回の通院をしています。

ただ、良くなってくるとどうしても月に1回でも多いなーと感じてしまうこともあるんですよね。それに海外に長期滞在したいときとか、月に1回日本に戻ってくるわけにもいかない方もいると思います。

そこで、今回は精神科の薬の処方って何日分までなの?というところを調べてみました。


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薬・状態によって処方日数は異なる

まずもっとも基本的な部分が、処方される薬や今の病状によって処方できる上限日数は異なるということです。

薬の種類によって違う処方日数については後述しますので、まずは病状によって違う処方日数について。

基本的に急性期の患者さんは病状をつぶさに診る必要があるので、1か月など長期間の処方はありません。特に希死念慮が強まっているときなどは、大量の薬を渡すのは危険です。

病状が安定すれば投与制限ぎりぎりまで出して経過観察となることが多いです。

 

30日を超えて薬をもらえなくなった?

平成28年度の診療報酬改定で、『薬が30日以上処方できなくなった』という話がありますが、これは条件がついたということです。

精神科領域の一部の薬はもちろん、体の病気の薬でも30日以上の処方自体は可能です。

ただしそこには条件が3つついていて、その条件を満たさない場合はほかの対応が必要となってきます。

とりあえずここでは条件のみ紹介します。

 

・症状が安定している状態

・患者本人がしっかりと服薬管理できる状態

・症状が悪化したときに患者が対応方法や問い合わせ先(病院の)を知っている状態

 

このことから、向精神薬取締法の制限を受けていない薬であれば話の上では30日を超えた処方は可能となります。

ただ実際のところどれくらいの方が長期処方を受けているのかのデータがなかったので詳しいところはわかりません。

私の周囲はSSRIを飲んでいる人が多いですが、私も含めて30日処方が多い印象です。

 

14日分までしか出せない薬

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では次に、処方日数(投与日数)制限のある薬を見ていきましょう。

まずは14日分までしか出せない薬ですが、薬の名前、商品名、処方されることの多い病名の順番で書いています。

また、商品名はすべてではなく代表的な商品名をいくつか記載しています。

 

アモバルビタール イソミタール 睡眠障害

ペントバルビタール ラボナ 睡眠障害

クロラゼプ酸二カリウム メンドン 心身症、うつ病、パニック障害、更年期障害、統合失調症

バルビタール バルビタール 睡眠障害

 

30日分までしか出せない薬

次に30日分までしか出せない薬で、記載は14日分と同様の順番です。

 

メチルフェニデート リタリン ナルコレプシー

モダフィニル モディオダール ナルコレプシー

ペモリン ベタナミン ナルコレプシー、うつ病

フルニトラゼパム ロヒプノール、サイレース 睡眠障害

エスタゾラム エスタゾラム、ユーロジン 睡眠障害

クアゼパム ドラール 睡眠障害

ゾルピデム マイスリー 睡眠障害

ブロチゾラム レンドルミン 睡眠障害

ロルメタゼパム エバミール、ロラメット 睡眠障害

トリアゾラム ハルシオン、ハルラック 睡眠障害

ハロキサゾラム ソメリン 睡眠障害

フルラゼパム ダルメート、ベノジール 睡眠障害

ロフラゼプ酸エチル メイラックス 睡眠障害、うつ病、不安障害全般

クロチアゼパム リーゼ 睡眠障害、心身症、不安障害全般

フルジアゼパム エリスパン 睡眠障害、心身症、不安障害全般

アルプラゾラム ソラナックス、コンスタン 心身症、パニック障害、強迫性障害、うつ病

オキサゾラム セレナール 心身症、うつ病、不安障害全般

クロルジアゼポキシド バランス、コントール 心身症、うつ病、不安障害全般

ブロマゼパム セニラン、レキソタン 心身症、睡眠障害、うつ病、不安障害全般

ロラゼパム ワイパックス 心身症、不安障害全般

フェノバルビタール配合薬 ベゲタミンA、ベゲタミンB 統合失調症、双極性障害

フェノバルビタール配合薬 トランコロンP 過敏性腸症候群

 

向精神薬ではない薬

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抗不安薬や睡眠薬には分類されるのですが、向精神薬取締法の制限ではない薬も簡単に名前だけ紹介しておきます。

ベルソムラ、アモバン、ルネスタ、リスミー、レスタス、コレミナール、エチゾラム(デパス)、SSRI、SNRIなど。

これらの薬は一般的に精神科や心療内科で処方されることが多い向精神薬、抗不安薬ですが向精神薬取締法の対象ではないので、処方日数制限が法律の上では特にありません。

 

特殊な事情があれば長めの処方も

私自身経験があるのですが、ゴールデンウィークや年末年始で病院が休みのときに診察日が被ってしまった場合は、5週間処方でした。

海外旅行などもこれに含まれるようで、今は割と柔軟に事情を鑑みて処方することが多いようです。

ただ、その場合にも向精神薬取締法の対象になっている薬を処方するのであれば30日分が限度となっているのも特徴です。

 

hanami1今回は精神科でよく出される薬の処方日数について見てみました。ご自分の飲んでいる薬を確認した上で、今後の通院頻度や処方日数を医師に相談するときに活用してくださればうれしいです!

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