自律神経失調症・うつ病と低血圧の関係、漢方治療、改善法まとめ

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      2016/11/20

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うつ病や自律神経失調症で低血圧にも悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

かく言う私も以前は血圧があまり高い方ではなく、最低血圧が40くらいになることもしばしばでした。

今回はうつ病や自律神経失調症と低血圧の関係性、漢方治療や低血圧の改善方法を見ていきたいと思います。


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うつ病・自律神経失調症と低血圧

まず低血圧ってどれくらい?というお話ですがWHOによれば収縮期血圧(最高血圧)100mmHg以下、拡張期血圧(最低血圧)60mmHg以下が低血圧とのこと。

とはいっても低血圧だからすぐにどうにかしないといけないわけではなく、低血圧でも特に普段の生活に問題がないのであれば改善しなくてもOKです。

 

うつ、自律神経と血圧

うつ病になると自律神経系が乱れるのですが、自律神経系は体のさまざまな機能を担っているので体の機能も乱れやすくなってしまいます。

交感神経が働いているときは血圧が高く、副交感神経が働いているときは血圧が低くなるのが基本の働き。

うつ病あるいは自律神経失調症の方は、この自律神経バランスが乱れることによって高血圧か低血圧かの二極になりやすいと言われています。

また、血圧自体は正常でも上がるべき時に上がらず下がるべき時に下がらないといった問題もあります。

例えば夜になってもなかなか血圧が下がらない、朝になっても血圧が上がりにくいなどが代表的な問題例です。

 

低血圧の人は自律神経失調症になりやすい

もともと低血圧の方は、本態性の自律神経失調症になりやすいことがわかっています。

生まれついて自律神経の働きが弱い方は、低血圧と自律神経失調症を同時に発症してしまうことがあります。

その他の特徴としては虚弱体質や体力不足、幼いころから慢性的な疲れが出るなどがあります。

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栄養不足からの低血圧

もう1つ、うつ病や自律神経失調症と血圧の関係で押さえておきたいのが『栄養不足』です。

気分が落ち込んだり体力がなくなったりすると、栄養バランスを整えた食事を摂ろうという気持ちにすらならないことがありますよね。

バランスはもちろん、ビタミンB群や鉄分を摂取しないと貧血と低血圧の両方に悩まされることもあります。

 

SSRIと低血圧

また、うつ病や自律神経失調症、不安障害の治療で使われることのあるSSRIによって低血圧になるケースもあります。

SSRIは緊張や不安にかかわるアドレナリンの受容体をブロックする働きがあるので、副交感神経が優位になり結果的に低血圧になることが予測されるからです。

そして低血圧の体感的な症状であるめまい・ふらつきなどの副作用を感じる方もいるのです。

とは言えども、SSRI飲み初めから数週間-数か月経つと慣れてくるケースも多いようです。

 

低血圧におすすめの漢方

では次に、自律神経失調症やうつ病による自律神経の乱れからくる低血圧に対処するための漢方を紹介します。

ベストは個々人で漢方薬局の診察を受けることですが、ここでは簡単にいくつかの漢方薬を紹介します。

 

十全大補湯

十全大補湯は体が弱っているときに使われることの多い漢方薬で、10種類の生薬で構成されています。

疲労衰弱、貧血気味の方に良いです。

 

補中益気湯

補中益気湯は胃腸の働きを良くして、体の疲れを取ります。

ちなみに病院でもよく処方される漢方でもあります。

 

真武湯

こちらも冷え性の方におすすめですが、その中でも特にちょっとした刺激で下痢や腹痛を起こしてしまう方に向いています。

どちらかといえば痩せ型で体力がなく倦怠感に悩まされやすい、加えて胃腸も弱いタイプです。

体を温めながら体全体の機能を改善します。

 

低血圧改善1.塩分摂取

ここからはうつ病や自律神経失調症でどうしてもやる気が出ない方でも簡単にできそうな低血圧改善法を紹介していきます。

1つ目は塩分摂取。

塩辛いものを食べると水を飲みたくなりますが、これは体が塩分濃度を薄めようとしている証拠。

血液中でもナトリウム濃度が上がりすぎないように水分量が増え、結果的に血液全体の量が増えて低血圧にも効果的です。

1日3g程度を目安に塩分を摂取してみるとよいでしょう。

ちなみに使う味噌にもよりますが、味噌汁1杯で大体1.0-1.5gの塩分を摂取できる計算となります。

 

低血圧改善2.ナツメ

自律神経のバランスを整えつつ、低血圧によるめまい・ふらつきへの対策、睡眠の悩みからアンチエイジングにまで対応できると言われているのがナツメ。

中国では1日3つのナツメで老いないという言葉もあるくらいで、中国・韓国ではナツメ茶を愛飲する方も多いようです。

最近は国産のナツメ茶も出ていたりするので、ぜひどうぞ。

ちなみに飲むときは冷えを防ぐためにも常温かホットで飲むのがおすすめです。

 

低血圧改善3.運動

低血圧の方はポンプ機能が弱っているので、下半身の筋肉を鍛えることで血液がしっかりと上に戻りやすくなります。

ちなみに筋肉を鍛えることによって、うつ病の原因物質の分解に役立つことがわかっているほか、有酸素運動であれば自律神経系のバランスを整えるにも役立ちます。

ベストはウォーキングなどの有酸素運動と、筋トレなどの無酸素運動をバランスよく行うこと。

難しいなぁと感じる場合は、自分にとって抵抗のない方から始めてみましょう。

 

低血圧改善4.睡眠の質を上げる

低血圧だと朝がどうしても弱くなりがちで、うつ病や自律神経失調症と相まって睡眠障害、昼夜逆転の可能性も出てきます。

睡眠障害になるとますます自律神経系のバランスが取れなくなってきますので、睡眠の質を上げる・下がらないように注意するのは低血圧という側面から見ても必須の対策です。

当サイトの『眠りの問題カテゴリ』にいくつか睡眠改善や概日リズムの整え方に関する記事がありますので、参考にしてみてください。

また、私はここ2か月くらい光目覚まし時計を使った睡眠改善にチャレンジ中です。

 

hanaminangokuうつ病や自律神経失調症に低血圧まで加わると朝から晩までどんよりしてしまうこともありますよね:;

今回紹介した改善方法を試しつつ、それでもなかなか良くならないなという時は病院で昇圧剤を処方してもらうという方法もありますので参考までに。

また、血圧計を使って普段からしっかり自分の血圧を知っておくことも大切なポイントです^-^

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